歩行というと連続した動作で、どこをどう切ったらいいのか?という感じになるかもしれません。
そこで、一つのとらえ方をご紹介してみたいと思います。
理学療法で脳梗塞の方のリハビリをしていくときに、連合・分離・協調、という考え方があります。
連合運動とは何かの動作をするとき、麻痺によりご本人が思っているように動かず、力みや代償運動が
出てしまう状態のことで、筋拘縮、筋萎縮、癒着などを起こします。
結果的にどの筋肉、どの関節がコントロールできているのかわからず、動かしにくい、という症状は悪化します。
分離とは連合運動の分析をし、力みや代償運動をできるだけ排除し、麻痺で動かせない筋肉と、動かせる筋肉を明確にして、動きを文字通り「分離」していきます。
例えば手を挙げようとした時、肩関節がうまく動かず、肩関節ごと耳に近づくような動作をしてしまうのを、力まず、肩関節をできる範囲で使い腕だけを挙げるようにするのです。
協調運動とは、上記の肩関節でいうと、力まずに手をあげ、もっと高いところに手を届かせたい時に肩全体を耳の方に近づける、というように本来のリズムや筋肉の使い方に戻し、全体が協調し合うような使いやすい状態にすることです。
さて、この「連合・分離・協調」がなぜ歩行と関係あるの? といことですが、大ありなんです。
実はこの連合運動に似たことがほとんどの人の歩行で行われています。
どういうことかを知るには、良好な歩行、良好な姿勢維持、を知る必要があると思います。
良好とは普通ではありません。
自然な状態を知る必要があるのです。
人間の体を「自然の状態」にするのは至難の技です。
余計なことをやめなくてはなりません。
と言うと、みなさん、私は余計なことなんかしたことない、と思うでしょう。
しかし、動きというのは、模倣、感情、世間体、しつけ、社会状況などでつくられてしまうもので、自分で選択していないのが一般的です。
武道など長年稽古した人が、自然体の感覚を得た、などということがありますが、まさに余計な動きが取り除かれ、自然の状態に戻った、と言っていいと思います。
その、自然の状態、を得るのに、連合・分離・協調、の考えが役に立つのです。
「ここでの」連合運動、つまり普通の歩行と思っている歩きかたは、前述の模倣、感情、世間体、しつけ、社会状況により自分の選択外の癖で成り立っていますから、まずそのことを知り、自分自身の癖を知る、ということが大事です。
そしてそのくせを取る作業、分離、が必要です。
分離に欠かせないのが数種のポーズ、アライメントウォークではヨガを利用します。(後述)
そして協調、いい動きを積極的に取り込みます。
それは太極拳の歩法、体重移動を利用します。
次回は具体的な内容に入ります。
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