ニュートラルベース山下です。
前回にひきつづき、五行についてです。
今日は火(ひ)ですね。
木火土金水(もっかどごんすい)の火になります。
火は心(しん)です。心臓です。
心臓は赤い色で表現されるんですけれども、赤は喜びの色です。
喜びというと、何かとてもいいことのような気がするんですけれど、実は喜びすぎというはバランスが非常に良くないと東洋医学、中国医学ではいわれています。
よく、鍼灸指圧学校の学生の頃に心(しん)の例で、
「東大にずっと受かりたくて、何浪もしてやっと受かって、合格発表で自分の名前があって、すごい喜んで心臓が止まっちゃった」という人の話を先生がされていたんですけれど、喜びすぎというのも非常によくない。
よくないと言うか、そういう心臓が激しく、動きすぎてしまうということが起こるんですね。
腎臓と心臓が東洋医学では、ペアになっていると考えられているので、その組み合わせの問題もあるんですけれど、喜びすぎってのもちょっとバランスを崩してしまうと体に良くない影響がでるっていうことがあります。
少しそれますが、心と腎との関係を説明します。
東洋医学では心=神。
自分では止められないもの、ほっておくとバクバク激しく拍動し続けるようなイメージです。
それを抑えるのが腎の役割。
現代医学は、腎臓は血液を濾して尿を作る器官のように思われていますが、東洋医学的には冷やして固める性質、つまり心臓の激しく広がる熱のようなイメージの反対といえます。
腎がしっかりと熱を抑え、心の激しさをコントロールする役割を果たしていると考えます。
ですから歳をとって動悸がしたり、過労やセックスのしすぎで、いわゆる腎虚(じんきょ)の状態になると、急に心臓が苦しくなったり激しい動悸が起きたりします。
前述の受験生の例では、喜びすぎの前に何年も座って勉強し続け、精神的にも肉体的にも疲弊し、腎虚の状態があったといえるでしょう。
このような五臓どうしの関係を臓象論(ぞうしょうろん)といい、東洋医学的な診察に欠かせません。
心に戻りますね。
赤色は血の色です。
心臓から出る血の色から赤色っていうことになるんですけど、赤でも、顔を見た時に真っ赤っかっていうのはあまりいなくて、子供が走ったりなんかした後に、ぽっと赤くなりますよね。そういう赤さです。
よくある組み合わせで、色が白い方で赤みがかってる方はちょっと心臓症状があるんじゃないかなというふうに考えます。
心臓が悪いという意味ではなく、そこのエネルギーが強いという風に考える訳です。
次は土=脾(ひ)、黄色になりますので、ひきつづきよろしくお願いします。
NEUTRAL BASE(ニュートラルベース)
山下洋平