「よい姿勢」の定義をそろそろ見直すときだと思いませんか?

 

 

 

背筋を伸ばして、胸を張って!

というのは姿勢を正そうとするときによく言われますよね。

 

 

 

さてそのルーツはどこにあるのかと考えてみました。

 

 

 

江戸時代の絵画や、幕末~明治初期の写真を見ても胸を張る、という動作を見つけることは難しいです。

 

背中にピンと力を入れて胸を張るようになったのは第二次世界大戦の兵隊さんからではないかと写真などから推測します。

 

 

さて、ではなぜ兵隊さんは、背中にピンと力を入れて、胸を張ったのでしょう?

 

 

見た目がいい?

 

気合い?

きちんとした感じ?

力強い?

 

 

 

…実はこの姿勢、はっきり言って使えません。

 

やってみれば簡単です。

 

 

 

 

まず、いい動きの基本である、リラックスがまったくできない。

 

姿勢維持で力んでいるので、初期動作が遅れるうえに、疲れやすい。

 

 

呼吸が浅くなる。

 

 

気が上がって冷静になりにくい。

 

 

 

なぜこんな使えないかっこうをしていたのでしょう?

 

 

 

 

兵隊さんは自由ではいけないからです。

 

 

 

自分の意思なくコントロールされる「駒」にする必要があるのです。

 

 

「ビシッと」「気合を入れて」「力強く」・・・言葉はなんでもいいのです。

 

自由を奪えればいいわけです。

身体だけでなくマインドもコントロールしやすく。

 

 

もしそれを学校で子ども達に強要しているとしたらどうでしょう?

 

 

 

 

 

 

 

治療院やマッサージ師や整体師の所に訪れる方のほとんどは、無意識に背中・腰・首に力が入ってご自分ではわからなくなっている方がほとんどです。

 

これは実は、兵隊さんのかたちのなごりではないかと思います。

 

 

 

 

今でも、正しい姿勢というと、背中に力を入れてませんか?

 

 

では姿勢の定義を見直してみます。

 

 

 

 

・今までの「正しい姿勢」のイメージ

 

 

 

背すじをピンとする、

 

胸を張る、

強く顎を引く、

しっかりと力を入れる、

きちんとして見える、

ビシッとしている、

 

 

~これからの良い姿勢の定義~

 

 

 

・動きやすい(姿勢は動くための準備動作)

 

・疲れにくい

・リラックス

・必要なところ以外力をいれない

・胸を張らない

・背中、背骨を意識しない

・呼吸が楽

・気持ちが落ち着く

・「良い姿勢」に固定しない

・地球(重力)とのコミュニケーションを意識する

 

 

 

「正しい」ところで固定するのではなく、常に動きの中でより良い状態を探っていくこと。

 

 

 

 

 

 

OSをアップグレードするように、姿勢を常にアップグレードしたいと思いませんか?

 

 

 

NEUTRAL BASE in Bangalore 山下洋平