理解できないと言われる | いつも木端微塵

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ギタリスト:テリー木端の日記。この日記は、フィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。
音楽的影響:King Crimson,XTC,Japan,Joy Division,The Blue Nile,
The Smiths,Morrissey ギターは、Tokai SEBレスポール木端モデル。

 

たまには、昔話をしよう、まじめにこの人の話をするか。

過去にも多分書いているとは思う。

私が英会話を習っていた時、当時の教師だったエノスから言われた。

「どうして、そんなに、同じアーティストのコンサートばかり連続して

見に行くんだ?セットリストだってそんなに変わらないだろ?

理解できない。」

 

なんて、答えたのかは、今となっては記憶にない。

過去の日記を見れば、書いているのかもしれない。

でも、当時思った感情だけは、残っている。

そりゃ、理解できないだろうって。

 

正確に説明すると、素晴らしい瞬間に出会うためだった。

ざっくり、私が100回この人のコンサートを見ているとする。

世界は広く、私の10倍、1000回見に行っている人がいる。

さっきのくじ引きと同じ話だ。

その人は、私の10倍、素晴らしい瞬間に出会っただろう。

もちろん、9倍かも知れないけど。私よりは、絶対に多いだろう。

 

こういうことを言うと、多い方が優れているとか上なのか見たく、

思う人がいるのだけど、そういうことを言っているんじゃない。

自分がそれに出会うために行くんだよ。

それを何度も経験するときに、感じること、考えること、気がつくことはある。

それは、その人の経験だ。

 

とても、美しい瞬間があって、それを経験した時に、

満たされる。

それまでの、辛いことや悲しいことや、自分の失敗や後悔や罪も

受け止めることができて、辛いことや悲しいことは許せる。

 

そんなことが、毎回のはずがない。

100回中この時が一番だったという時がある。

それが、一回目でくれば、それはそれでいいんだけど、

自分の人生では、それは、一回目で起こらなかった。

 

だから、数が大事だってことだ。

 

自分の心が、これまでで一番満たされる時を

求めていた。