たまには、昔話をしよう、まじめにこの人の話をするか。
過去にも多分書いているとは思う。
私が英会話を習っていた時、当時の教師だったエノスから言われた。
「どうして、そんなに、同じアーティストのコンサートばかり連続して
見に行くんだ?セットリストだってそんなに変わらないだろ?
理解できない。」
なんて、答えたのかは、今となっては記憶にない。
過去の日記を見れば、書いているのかもしれない。
でも、当時思った感情だけは、残っている。
そりゃ、理解できないだろうって。
正確に説明すると、素晴らしい瞬間に出会うためだった。
ざっくり、私が100回この人のコンサートを見ているとする。
世界は広く、私の10倍、1000回見に行っている人がいる。
さっきのくじ引きと同じ話だ。
その人は、私の10倍、素晴らしい瞬間に出会っただろう。
もちろん、9倍かも知れないけど。私よりは、絶対に多いだろう。
こういうことを言うと、多い方が優れているとか上なのか見たく、
思う人がいるのだけど、そういうことを言っているんじゃない。
自分がそれに出会うために行くんだよ。
それを何度も経験するときに、感じること、考えること、気がつくことはある。
それは、その人の経験だ。
とても、美しい瞬間があって、それを経験した時に、
満たされる。
それまでの、辛いことや悲しいことや、自分の失敗や後悔や罪も
受け止めることができて、辛いことや悲しいことは許せる。
そんなことが、毎回のはずがない。
100回中この時が一番だったという時がある。
それが、一回目でくれば、それはそれでいいんだけど、
自分の人生では、それは、一回目で起こらなかった。
だから、数が大事だってことだ。
自分の心が、これまでで一番満たされる時を
求めていた。