バカな人、でもうれしい | いつも木端微塵

いつも木端微塵

ギタリスト:テリー木端の日記。この日記は、フィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。
音楽的影響:King Crimson,XTC,Japan,Joy Division,The Blue Nile,
The Smiths,Morrissey ギターは、Tokai SEBレスポール木端モデル。

 

確かに、これを最初に読んだときは、

心を打たれた。

 

今でも思うのは、存在しないからだろうなと思う。

現実を実感しているので言えるが、

まず、基本的に、そんなに美しくない。

みんな、ただの人だから。

 

何を信じようがもちろん自由だが、

実際、信じているものや価値を置いているものと

普段の自分は関係ない。

 

自分が良いと思っているものは、

本当に自分に良いのかさえ、わからない。

そう思っても、実は違ったなんてこともある。

 

所詮その程度、日々の生活は、そんなものでしかない。

 

モリッシーのAlma Mattersについて、いろいろな受け取り方があるが、

僕が、脳裏によぎったのは、この作品で、トリエラが絶命する瞬間だ。

そこに生きている瞬間があって、生きる意味があって、死ぬ意味がある。

でも、通常は、そんな意味は存在しない。

だから、感動するし、心打たれる。

トップ3ぐらいには入る作品だ。

 

辛いことや悲しいことがあって、死にたいと思ったとしても、

実はそうではなくて、

今、確かに生きていることを実感したい。

でも、実感することができない。

生きていても死んでいるようだ。

 

僕にとっては、生きる理由と言うのは、

もう一度、生きる瞬間を見出すために生きているのであって、

そして、それは、どんどん難しくなっていく。

 

僕にとっては、自己実現なんて、実は存在しなくて、

結局、所詮瞬間を求めているだけ。

 

悲劇のヒロインと言うが、大きな幸せに思えた。