リアルタイムで発売されていたのに、気がつかなかった事実が嫌になる。
80年代の中でも、屈指の作品。偉大だと思う。コンセプトアルバムだと思う。
かなり語弊がある偏った表現をすると、ちょっと夜逃げみたいなアルバムと言うか。
夜逃げはしたことがないから、わからないけど。
音楽的にも、シンプルで音響という観点で驚かされるけれど、
一番驚いたのが、肉体と心に染みついた、ある時刻。それが再現される
まだ、暗くて、誰も街を歩いていない時刻に、コンサート会場に行ったりするわけだが、
街は、静まり帰っている。誰も歩いていない。そんな街を、一人自分は眺めている。
陽の光はない。うっすら明るくなるだろうか。
誰もが、暗い中、静まりかえった街を眺めたことがあるんじゃないだろうか。
そんな中、一人出発する。これまでいたところを離れて、一人で出発する。
希望を持って前に進むように、あるいは、時折、それまでの人生から逃げるように。そのどちらでもある。
モリッシーのFriday mourningを手をかえ、品を変え、一枚にするような感じだ。
The Blue Nileには、再度活動して欲しい。