好きなものを嫌いになることはある。
嫌いなものを好きになることは、まずない。
まあ、あまりない。
好きか嫌いかというのは、
わりと一過性のものだ。
愛するというのは、飽きないもの。
去年、フラクチャーを見て、満足したのだが、
もし、明日フラクチャーが見られるというなら
絶対に行く。
飽きることのない愛する何かが
失われることはある。
例えば、亡くなってしまうとか。
心の中には永遠に残るとか言う人がいるが、
大嫌いな発想だ。それはそれだろと思う。
論理のすりかえも甚だしい。
愛する何かがあれば、生きる理由なんて考える必要はない。
そんなことを考える時間もない。
必要性を感じるからだ。
例えば、明日、エンジェル・オルセンを見に行く。
これが生きる理由であっても何も悪くない。
生きる理由なんて、そんな程度のものでしかない。
過去、あの瞬間が素晴らしかったと思い返すことは多い。
でも、その時に、それが起きるなんて思わなかった。
精一杯生きていたからそれが起きた。
将来、それが再び起きるならば、それは、精一杯生きた結果でしかない。