死んだ社長の話 | いつも木端微塵

いつも木端微塵

ギタリスト:テリー木端の日記。この日記は、フィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。
音楽的影響:King Crimson,XTC,Japan,Joy Division,The Blue Nile,
The Smiths,Morrissey ギターは、Tokai SEBレスポール木端モデル。

もう10年以上も前の話にさかのぼるが、
ある企業の社長が
あるビジネスの分野で
「我々は日本1に挑戦し続ける」
と言っていた。


僕は当時、それが嘘のように聞こえなかった。
本当のことを言っているように思えた。
ぜひそこに参加したいと心から思った。


心の奥で思っていること
感じていることがある。
それが僕の憤りの原点かもしれない。


長い年月は、人を変え、組織を変え、文化を変えた。
今、僕はすべてが戯言で嘘に聞こえる。


ある組織で1人の技術者が
世界最高の技術で、世界最高の環境で、世界最高の~
というようなことを言った。


何てバカなんだろうかと思った。
まるで一発KOされる貧弱なボクサーが
ヘヴィ級チャンピョンになりますと言っているようだった。


ヘボが戯言を言っているのだ。


今現在の時点でもその状況は少しも変わっていない。


その企業の社長は病気で死んでしまった。
僕は、その人が立派な人だったとも
人徳のある人だったとも言うつもりはないし
そこまで実際のところ良く知らない。

しかし、1つだけ言えることがある。

生きていれば、驚かされるようなことを
いくつもしただろう。これは絶対に間違いない。


必ず、何かこの人はやるって感じの人だった。
だから、いくつも失敗もしたかもしれない。


でも、今よりも多くの人間がついていこうと
思ったことは間違いない。


何が一番失われたか?統率力である。
何かをやるだろうという確信だ。


これは、本当に心で思っていることなので
隠しようもないが、その社長と比べると
どうでも良い人間たちが残ってしまった。


つまり肝心なリーダが死んでしまい。
どうでもいいのだけが残ってしまった。


その社長だけでも生き残るならば、
今の偉い人たちが全員死んだほうが良かった。


本当に心からそう思っていて
とんでもないという話になるんだろうが事実だ。


自分が何に魅力をかつて感じたのかという
出発地点を見失いたくない。