Zepp Nagoya | いつも木端微塵

いつも木端微塵

ギタリスト:テリー木端の日記。この日記は、フィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。
音楽的影響:King Crimson,XTC,Japan,Joy Division,The Blue Nile,
The Smiths,Morrissey ギターは、Tokai SEBレスポール木端モデル。

16時30分にホテルを出て会場に向かう。
どうせすることないし。


雨が降っている。

傘をどうしたのものかと思い、
スタッフにロッカーあるのかと聞くと
外にあるというが、閉まっている。


しかも、これは最後まで空かない。


仕方ないので近くにある7イレブンに傘を置いてくる。


この日は残念ながら最前列は無理だった。
明らかにオーバースペースだろうと思ったら
女性が誰かの分をとっていたらしい。


日本人で言うところのルールだと
それもそれでは?となるようにも思う。
一度来て、ロッカーに行くとか
ドリンクを取りに行くとかでとってるなら
別だけど。


そうは言っても海外では
こんなのけっこうある話。
というか個人的には僕は、ルール無用派というか
イギリス、アメリカで鍛えられているので感覚が違う。


たとえば観客が後ろから押してきて
驚いたと言う人がいるが、
その人はイギリス、アメリカに見に行くなら
後ろのほうで見たほうがいい。

人が押してくるのなんて当たり前だから。


まじめに本当に下手したら怪我をする。
真ん中であろうとなかろうとそれは変わらない。


やや反感を買ったのでクリスの後ろに行く。
ちょっと悩んだ結果、ジュリアの後ろにする。

結局良いポジショニングで
モリッシーにも握手できた。


で、ここまでは、これで良いのだが
この後、僕はちょっとまったく違うことで
心ここにあらずみたいな状態になった。


まったく想定していないことが
わざわざこの場所で起きて
モリッシーに集中できなくなった。


かなこさんから、飲み物とってこようかと
言われた時がまさにその状態で
ビールをもらい飲んで、
とりあえず心を落ち着ける。

僕はこういう精神状態になったとき

自分の心をコントロールするのが非常に苦手で難しい。


隣に、名前は知らないのだけど、それまでのショウで
会った人がいていろいろと話した。東京から来ていて
またしても、ワンダさんにあったことがある人だった。
話しながら一応心を落ち着けるよう努力する。


たった今も、別件で悩んでいて
ブログを書くのが難しい精神状態である。
しかし、書き続ける。

僕にとってはこんなことは非常に珍しい。


さて、
モリッシーのショウが始まる、20分前からビデオクリップが
流れる。まあ、これは、ほとんど知っているものだが
1曲だけわからなくて、隣の人に聞いたら知らないと言うので、
クリスに聞いたら知っていて、微妙に発音が聞き取れず
うる覚えでググると発見。


http://www.youtube.com/watch?v=MMuNv9HiCI8


これは美しい。僕はこれ、本当に見とれてしまった。


では、本編に
モリッシーは、登場すると
Nagoya my heart is full.
と言って、「How soon is now ?」
を歌いだす。


この日は終始声が出ていた。
すばらしいライブだった。


「One day goodbye will be farewell」
を歌った後、観客が Never!!
と叫び、モリッシーは
「very true.」と言っていた。


あと、十字架のネックレスが、十字架部分が
首の後ろに言ってしまって、モリッシーが戻そうとして
結果的に戻っていた。


声はすごくよく出ていて、「I know its over」
なども美しかった。


この日のことで書いておきたいのはアンコールが2曲だった。
これは、この数年どころか十数年ないのではないだろうか?


アンコールが始まる前に、アコースティックギターが
2本置かれていたので、これは、「there is a light」かと
思ったら、「the first of the gang to die」のアコースティック
バージョンだった。


しかし、たぶんギブソンのハミングバードっぽい
ギターでソロ部分を全力で引いているから
僕としてはそれならエレキでいいと思った。


中途半端なアコースティックセッションだから。
そもそもこの曲はエレキが一番合う。

アランの才能を感じさせる楽曲である。


最後が「Everyday is like sunday」
だった。これは美しくて、
モリッシーは、多くの人と握手した。


突撃していった日本人もいた。

僕も最後に握手できて、クリスが良かったねという
ジェスチャーをした。


前半は疾走感があって後半は不思議な感じだった。
声はすごくよく出ていたのでみんな満足したと思う。


アンコールを2曲やったこともあり
何か不思議な日でまるで誰かのためにやっているようにさえ感じた。

セットリストを見るとあらかじめ2曲のアンコールが予定されていた。


コンサートが終了して、大阪であった女性が声を出して
号泣していた。モリッシーと握手して感動したみたい。
握手したときのことを話してくれた。


あそこまで号泣していると、正直、何度も握手している
自分がうしろめたくなってきた。


あそこまで号泣するならば、その人が握手したほうが
いいのではないか?とさえ思えてきた。
単純に握手して僕は号泣したことがない。
振り返ると一度もない。うーん。


「良かったね」と言ったが、別の意味で考えさせられた。


やっぱり慣れちゃったのかな。もちろんうれしいけど。


僕は終わって急いで名古屋駅に行って新幹線のチケットで
並んでいると、「モリッシー良かったですね」と話しかけられて
いろいろ話しているとこのブログを読んでいるそう。

何で読んでいるのか不思議で
「モリッシーで検索してもでてこないんですよ」と言った。

けっこう感動してくれたみたい。


あと、本日客の入りだが、おそらく600名満たないぐらい。
大阪で手紙を渡そうとしていた女性に会って
彼女は当日券だった。番号を見せてもらったら511番。
そこから当日券で並んでいる人がかなりいたから
計算してそのくらいかなと。

名古屋という意味ではやはり少なかった。


でも、とても良いショウだった。


いよいよ明日が千秋楽。


僕は、ちょっと明日は体力的にボロボロになるような気がする。


あと、JAPANツアーが終わりに近づいてみて、
僕はイギリスでやっぱりモリッシーをまた見たいと強く思った。
イギリスがベストかどうかなんてわからない。
でも、僕はあの空気と激しい情熱と

野蛮さが好きだというのがある。


何度も行ったせいだと思う。


しみついて離れない。


でも今行くと体力的に、3日、4日しか持たないと思う。


イギリスでもアメリカでも僕は、モリッシーのパフォーマンス以外に

観客に感銘をうけることがあった。

脳裏に焼き付いて離れないというか。


95年の日本もそうだった。

あのダイブ当たり前みたいなショウは

時代の違いもあったのだが。


僕にとって最高のショウは、恵比寿と書いているが、
アメリカにも同じくらいのショウがあるし
イギリスも並ぶ。ウェールズのSwanseaは、
最高のショウであり、あの瞬間が恋しい。
僕はイギリスではかなり木端微塵になったけど
それでも、忘れられないかけがえのない思い出だ。


過去のいろいろなことも思い出して

ハートに火がついた感じだ。


あとこれは、余談だが、クリスと話した時に

今日はセットリストをもらったのだが、

明日で国に帰るという。

「あれ韓国いかないの?」ときくと

行かないとのことで仕事に戻るという。


僕は驚いて、いったい何の仕事してるんだ?

と聞くとエレクトリックカンパニーに勤めてるそうだ。

僕は正直、お金持ちでてっきり働いてないと思っていた。


仕事の内容も説明してくれたが微妙に聞き取れず

ちょっと調べないといけない。


クリスは、イタリアとマンチェスターに行くと言っていた。


最前列になることとは別に、それは東京に移動してからとして、


最後にお祈りを、ベストを尽くすので良い結果になりますように。


今日はこんなところで。