どうしてだ? | いつも木端微塵

いつも木端微塵

ギタリスト:テリー木端の日記。この日記は、フィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。
音楽的影響:King Crimson,XTC,Japan,Joy Division,The Blue Nile,
The Smiths,Morrissey ギターは、Tokai SEBレスポール木端モデル。

http://ro69.jp/blog/miyazaki/63086


どうしてここは日本だというのに
いまだ情報がないのだろうか。


昔だったら、めぼしいエージェントに
片っ端から電話して、

「モリッシーの来日しますよね?
隠さないでください。教えてください。」
ときいたと思うが、今は、あの頃より成長したし
第一忙しい。


来日が決まったとしても、

日本は整理番号制という
腐った制度がある。

私が知る限りこのナンセンスな制度は
日本だけである。これも何度も書いている。


しかし、ロックの諸先輩たちにきくと、
どうも昔は違ったらしい。


日本も海外のように並べば前で見れた
コンサートもあったらしい。


それをやると日本の場合、2日とか3日とか
泊まって並ぶ人がいるから
いまの制度になったというもっともらしい
説明をされたことがあるが、
事実かどうかはわからない。


私は海外では、朝5時30分ぐらいに並んだ。
ここまでやると、現地の地元民に勝ってしまう。
一人凍えて座ってると徐々に人が来る。

だいたいは私の存在にびっくりする。
お前どこから来たんだ?という話になる。
日本からというとまたびっくりする。


次のコンサートも朝5時30分からいたりするもんだから
またびっくりされる。


相手の価値観を超えてしまうと、
自分が外国人で日本人であっても
認めてくれて助けてくれる人たちがいるというのを
あの時学んだ。


もちろん差別的に扱われたこともある。

差別を憎むようになった。
自分がそういう風にされたから。


海外でも全席指定席はある。
日本からこのチケットを取るとだいたい
ものすごく悲しいくらい後ろの席になる。


で、どうしたか?
1列目に行く。もちろんチケットはない。
だいたいそういう会場の1列目というのはゲストのために
リザーブされている。

そのゲストは来なかったりする。

これも書いているが何の根拠もない。

ただの思い込みともいえる。


でもゲストは来ない。
だから、私が行くのである。


さほど重要だと思ってもいない人間が1列目に来るなんて
おかしいから。もちろん、ここは私の席ですと言われると
すみませんと言ってどくしかない。


誰かしら同じようなことをしているろくでなしは他にいるので
そいつと話しながら結局1列目にいたりする。


最後はどうせみんな立つんだし。


こんなの普通だろと言うと反感をかうこと間違いない。
海外でも日本でもそれは同じだろう。
でも、普通なんだよ。これは。


95年、モリッシーが単独で来たときは、
エージェントはHIPだった。
今回も意表をついてそうかもしれない。


私はそのときロッキングオンのチケットに当たった。
恵比寿ガーデンプレイスだった。
今日書いていることは、過去も書いてるんだけど、
あのとき、ロッキングオンのチケットに当たった連中は
最後尾にまわされた。


正確にいうと私以外。


そうなりそうな瞬間に突撃してゲートを抜けた。
最終的に最前列にいた。


あとから他の当選者、忘れもしない
奈良からはるばる来ていた女の子から
「あの人最悪やわと思った」と言われて、
で、私が答えたのは、
「何で?そこでひくのがまちがってるでしょ?」
と言った。


突撃しなくちゃ。なんで同じようにしないの?と
心から思った。


最前列にいると
ひたすら横入りしているジュリアにあった。
ジュリアがたしか隙間に入れろ見たく
言ってきて、それで彼女を入れてあげて、
私は彼女の隣だった。


昔すぎて記憶もおぼろげだけど、間違いない。


この日のことはいろいろと忘れられない。
ジュリアとは、Sunnyという歌の話をして
Sunnyはラブソングだと言っていた。
これは鮮明に覚えている。


ロッキングオンでモリッシーのことを
良く書いている宮嵜さんにもあったことがある。
もう覚えてないだろうし、もう会うこともないだろう。


私はルールをよく破ったと思う。
そしてそれをしたから一生忘れられないような
思い出がたくさんできた。


今は檻のようなところにいる。
いつか変化は訪れる。


そこに希望を持ちたい。