いい会社は存在しない | いつも木端微塵

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ギタリスト:テリー木端の日記。この日記は、フィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。
音楽的影響:King Crimson,XTC,Japan,Joy Division,The Blue Nile,
The Smiths,Morrissey ギターは、Tokai SEBレスポール木端モデル。

ずっと昔、決してわからなかったこと。

しかし、今はこう思う。


いい会社は存在しない。

ちょっと語弊がある。


つまり、いい会社とは、自分のその時の状況や必要なもの

求めているものに合致しているということだと思う。


もうかっている会社、安定している会社、大きい会社、有名企業

昔は、漠然とこういうものが良い会社と勝手に想像してきた。


でも違った。


選択肢の幅が広く、20代、30代、40代、50代

それぞれのプロセスの中で役割の幅が広く提供されていて

やりがいを感じられるならすばらしい会社だが

実際そんな会社は見当たらない。


20代経験を積んでくにはいい会社だな。独身だったらいいな。

残業もちゃんとつくしとか。

でも30代になって家庭を持つとこの会社はちょっとやってけないなとか。

家庭でトラブルがあるときとか、家族が病気になったときとか

この会社ではとても働いていけないなとか。


そのつどそのつど、人生にはいろいろな局面がある。


柔軟に従業員を大事にしてくれるような会社はあまりない。

そんな余裕も企業側にはない。

赤字でばたばた多くの会社がつぶれているわけだし。


大きく安定していれば、あまりに組織の一部分の駒になってしまい

やりがいがなくなったりだとか。

でも職失わないし、安定して給与もらえるから我慢しようとか。

多くの人が会社に対して、

足し算引き算をして結果的に+だったら継続するという状況だと思う。

今ものすごく会社に満足していていい会社だと思っていても

5年後には感じ方が激変しているかもしれない。


こういう理由でいい会社はないのだ。


たぶんこの結論は生涯変わらないのだと思う。

でも結局、人は弱い存在だから、自分の弱り目に収入が確保されているなら

この会社はいい会社だと結論づくのかもしれない。


私にとっては、いい会社は今のところ一番最初の会社である。

理由は、もう今はそこにいない。


そして良い思い出があるからだ。

嫌なこともたくさんあったけど

総合的に見ると良い思い出があるから。


でも、いまその会社で働いていたとしたら、こう言ってないと思う。

そしてその会社は今存在しない。


今私が働いている会社をやめて他に行ったら、

いろいろあったけど、いい会社だったなとか言っているかもしれない。


しかし、今会社にいるときは、

会社のことをボロクソに言っている。

これが、情けないかな私の人生だ。

そして死ぬまで変わらないような気がする。