ずっと昔、決してわからなかったこと。
しかし、今はこう思う。
いい会社は存在しない。
ちょっと語弊がある。
つまり、いい会社とは、自分のその時の状況や必要なもの
求めているものに合致しているということだと思う。
もうかっている会社、安定している会社、大きい会社、有名企業
昔は、漠然とこういうものが良い会社と勝手に想像してきた。
でも違った。
選択肢の幅が広く、20代、30代、40代、50代
それぞれのプロセスの中で役割の幅が広く提供されていて
やりがいを感じられるならすばらしい会社だが
実際そんな会社は見当たらない。
20代経験を積んでくにはいい会社だな。独身だったらいいな。
残業もちゃんとつくしとか。
でも30代になって家庭を持つとこの会社はちょっとやってけないなとか。
家庭でトラブルがあるときとか、家族が病気になったときとか
この会社ではとても働いていけないなとか。
そのつどそのつど、人生にはいろいろな局面がある。
柔軟に従業員を大事にしてくれるような会社はあまりない。
そんな余裕も企業側にはない。
赤字でばたばた多くの会社がつぶれているわけだし。
大きく安定していれば、あまりに組織の一部分の駒になってしまい
やりがいがなくなったりだとか。
でも職失わないし、安定して給与もらえるから我慢しようとか。
多くの人が会社に対して、
足し算引き算をして結果的に+だったら継続するという状況だと思う。
今ものすごく会社に満足していていい会社だと思っていても
5年後には感じ方が激変しているかもしれない。
こういう理由でいい会社はないのだ。
たぶんこの結論は生涯変わらないのだと思う。
でも結局、人は弱い存在だから、自分の弱り目に収入が確保されているなら
この会社はいい会社だと結論づくのかもしれない。
私にとっては、いい会社は今のところ一番最初の会社である。
理由は、もう今はそこにいない。
そして良い思い出があるからだ。
嫌なこともたくさんあったけど
総合的に見ると良い思い出があるから。
でも、いまその会社で働いていたとしたら、こう言ってないと思う。
そしてその会社は今存在しない。
今私が働いている会社をやめて他に行ったら、
いろいろあったけど、いい会社だったなとか言っているかもしれない。
しかし、今会社にいるときは、
会社のことをボロクソに言っている。
これが、情けないかな私の人生だ。
そして死ぬまで変わらないような気がする。