恵まれた時代 | いつも木端微塵

いつも木端微塵

ギタリスト:テリー木端の日記。この日記は、フィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。
音楽的影響:King Crimson,XTC,Japan,Joy Division,The Blue Nile,
The Smiths,Morrissey ギターは、Tokai SEBレスポール木端モデル。

男たちは恵まれた時代に狩に出た。


右手にはシスコと言う名の猟銃を持っていた。


その銃を持つ人間は少なかった。


地平線上は獲物で埋め尽くされていた。


男たちが銃を撃てば獲物にあたった。


他の連中がそのことを知り、うらやましく思い狩に参加した。


彼らも右手にシスコと言う名の猟銃を携えた。


獲物はどんどん減っていった。


昔はシスコと言う名の猟銃を持つことが特別だった。


しかし今はそうではなくなった。


良く狙わなくても撃てば獲物に当たった時代を経験した

男たちは、自ら狙い撃ちする力にはあまり長けてなかった。


後から来た連中に獲物を奪われるようになった。


新しい武器を見つけ使っていくことにも長けていなかった。


シスコと言う名の猟銃が彼らにはあまりに特別だったからだ。


しかし、いつまでもそうはいかなくなった。


彼らは徐々に特別な存在ではなくなった。


そしてむしろ弱体化していった。


まるで南の国で育った人間が、氷河期に突入するようだった。


というような悲しいストーリーは嫌なのでがんばりたい。