イギリス激凍編(4) | いつも木端微塵

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ギタリスト:テリー木端の日記。この日記は、フィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。
音楽的影響:King Crimson,XTC,Japan,Joy Division,The Blue Nile,
The Smiths,Morrissey ギターは、Tokai SEBレスポール木端モデル。

旅行記2004年12月18日続き

少し話を戻そう、夕方になってフランスのファニーと再会する。
1999年からEMAILでやりとりしていて
マンチェスターで初めて出会った。メリンダが紹介してくれなければ
彼女だと気がつかなかっただろう。

ファニーと少し話したところモリッシーが来日するという。
来年の3月か4月かでオーストラリア、南アフリカ、日本の
ツアーの話が出ているという。

その話を一応かなこさんに知らせる。
ドアが開く時間が近づいてくるにつれて前のほうにいる人間が
FIXされてくる。ダブリンで初めてあった日本人の女性は後ろのほうに
下がってしまった。

僕ら日本人4人は激戦区へと向かう。
まず、リストバンドを一人ずつはめられる。
実はこれは全く意味がなかった。
何の意味があったのかわからない。

リストバンドをしてもらってから入場するドアの近くで
止められる。このときが最悪なまでに寒かった。
本当に凍えた。
入場していいという状態になって突撃である。
あまりの緊張感とあせりで僕はなんと転んでしまう。
初めて転んだ。

それでも負けずにダッシュする。
目の前の例のオランダの女性が、荷物チェックになってしまう。
そんなもの待ってられないので横から突撃して突破する。
日本からはるばるやりくりして俺はここに来ている。
何があろうとも後ろへなど引けるか!!

さらにダッシュするとセキュリティがボディチェックしている
そんなものを受けている時間はない、横から突撃してさらに
強行突破する。

それからもうダッシュして肺が破裂しそうになるものの
最前列真ん中ゲットである。僕の隣にはかなこさんの友人で
ロイヤルアルバートホールにいた人が先に来ている。
(この人は名前ききわすれました。)

やるなあ、、、さすが。

(かなこさんともう一人の友人も最前列になった。よかった。
全員つわものである。)

僕のとなりにいたかなこさんの友人といろいろ話す。何でも彼女はモリッシーのコンサートで
肋骨をヒビが入ったらしい。基本的に最前列を目指してくる人である。
すごい、こんな人が日本にいたとは、

彼女はバーミンガムも見に行っていて
バーミンガムのコンサートは良くなかったと言っていた。
なんだかずいぶんがっかりした模様。

僕も自分の経験談をいろいろと話す。最後、彼女から日本にこんな人いたと
思わなかったといわれました(笑)

ジュリアのことを嫌っているようだった。彼女の言っていることもわかるが
僕はジュリア派なので、自分の立場はいわざるを得ない。

彼女からは、なんだジュリアにいろいろと世話になっているんじゃない
と言われた。

うん、たしかにそう、そのとおり。
でも僕は多くの人が見ていないジュリアを知っている。
僕が知っていると思い込んでいるだけかもしれない。

でもなんとなく僕にはわかる。もうもはや彼女はゲストパスで
会場に入場して最前列で僕は良いと思っている。
モリッシーが来日するなら彼女に関してはそうなるべきだと僕は思う。

ブライトンでジュリアに挨拶をしたとき彼女が僕に言うことは
一言だ。

how many ?

何回モリッシーのコンサートを今回は見れるんだ?というのである。
僕はアイルランドまで最後まで行くよと言うと
彼女は喜んでくれた。
彼女は、どうしてモリッシーのコンサートすべてを見に来ないんだ
って僕に言いたいのである。お金や時間の問題はあれど彼女の
論点はそこにない。僕なら努力すればなんとかできるだろうといいたいのである。

彼女は僕にヴィーガンになることもすすめる。とにかくまるで宗教者みたいだ。
そして僕は彼女の言うとおりにはできないまでも彼女が好きだ。
不思議な関係である。1995年僕は初めてジュリアに出会った。

彼女にはじめて会ったとき、僕はたしかこんなことをきいた。
sunnyって新曲どうだった?(僕はまだ聴いていなかった)
ジュリアは、サニーはラブソング。その一言だけだった。
あとから曲を聴いて、歌詞を読んでああそうだよね。ラブソングだと
思った。

この話はこのくらいにして、

大人気なく僕らはいつもモリッシーに関しては
こんな感じである。

こんなことしていて馬鹿だなと思われるかもしれない。
でもここに来てわかることがある。アクションを起さなきゃわからないこと
感じることができないことが人生にはたくさんあると思う。

誰がいつどう考えているかよりも目の前の物事にどうアクションを起すかが
重要だと思う。考えや意見などすぐ変わっていくし、人の視野というのは
絶えず広いというものでもない。だから御たいそうな哲学を聞くよりも
どうアクションを起したのかを知りたい。つまり口だけならいくらでも
きれいなことが言える。

この意見をつきつめると反感を買うかも。
でも愛してるというならそこから飛び降りろよって言いたいときがある。
たしかにめちゃくちゃな論理だが。

僕はここに来て初めて経験したり直面する現実がある。
そして僕には大きい経験で
自分の視野に新たな側面を追加してくれる。つまり広くしてくれる。

苦しいし、つらいし、トラブルもあるし、涙することもあったし
感動したこともあった。そして僕が日本ではけしてみることのない
世界をみることができた。

自分の経験が正しいということではなくて、素直にあなたにどれくらい
そういうチャンスがありますか?どれくらいそれを求めますか?
ということである。

やってみてもいいと思う。僕はそれを提案する。

僕も頭は悪いのでこれはこのくらいにしよう。

ちょっと話はそれるが僕は英会話に行っていて、
英語がスラスラ話せるようになりたいなといつも思っている。
そうすればもっとここに来る人たちと話せるのにと思う。

留学とかもその昔考えたが今はまず考えない。

そんな立場にいないのと時間が無いし、お金もない。
でも時間とお金があるならば、僕は留学ではなくて
モリッシーのツアー全日程に行って、世界中のいろいろな人と
必死になって話したい。毎日が冒険である。

やってみてもいいと思うし、僕はそれをやってみたい。

前座のラマだがまずまずだと思う。
というかJAMES MAKERが最悪すぎたのかも。
たとえattackからCDを出しているとはいえ
僕らは買わなくていいし、この点はモリッシーに反抗しても
いいのではないだろうか?

個人的には、sackやPJハーベイのほうがぜんぜん良い。
JAMES MAKERは、爆睡である。

この日とにかく強調したいことは
モリッシーの調子が良かったということ、声がすごくよく出ていた。
そして日本に帰ってからこの日のライブCDがリリースされるという
情報を聞いたときにまさしくそうだろうと思った。
つまりモリッシーもこの日自分が調子がよかったと感じたはずである。

そのくらい良いライブだった。
しかし、毎回クリスマスに関して言及しているのがしつこいけど
おもしろいなあ(笑)

ライブCDになるのでこの日のことはそれを聞きながらまた
思い返したいと思う。

ライブが終わると外は雨である。傘はない。
かなこさんたちと合流するのにけっこう時間がかかる。
何とか合流して駅までかなこさんの友人たちを送る。
駅で、バーミンガムが良くなかったと言っていた彼女に
今日はどうだった?ってたずねると

バーミンガムは音が良くなかったと答えた。
つまり今日は良かったということだなと思った。
また世界のどこかで会いましょう。

その後かなこさんと食事に行く
インドカレーのお店でフィッシュカレーとベジタブルサモサを
食べた。おいしかった。マンゴジュースはやたら甘かった。
結局ビールを飲んでしまった。

その後ホテルで疲れて眠る。

実はこの日はエノスとどこか遊びに行こうということになっていたが
それどころじゃなくてキャンセルだった。