この日は、早朝6時前に起きると、風が余りにも強く、今にもテントが壊れそうだった為、急いで外にでてテントを片付けた。
テントの外にでてみると、強風の上、大雨が降っていた。
そして、沖縄だとは考えられない程寒く、その寒さをしのげる場所もなく、建物の隅っこで寒さに震えた。
昼の12時位くらいになると、大雨→雨くらいになった為、出発した。
出発したはいいが、すぐに山がきた。
雨の上、丸一日何も食べていなかった為、必死で山を上ろうとしても、足の踏ん張りがきかず、上れないという現象に陥った。
その為、少し進んでは休み、少し進んでは休みを繰り返し、途中、また振り出した大雨に、ずぶ濡れになったりもしたが、進んで行った。
山を八つくらい超えたあたりで、マングローブの川で囲まれた集落があり、そこにたまたま集落のコンビニがあった為、持っていた80円で駄菓子を買い、空腹を満たした。
その時には、またまた大雨が振り出していた為、お店の前で着替えをし、一時間程雨宿りさせてもらった。
雨宿りしていると、雨もやみだしまた山越え。
空腹も収まり、さっきよりは、早いペースで、必死で山を進んで行った。
すると、夕方には、辺野古問題で話題になっている湾のあたりについた。
なんだかサンゴがいっぱい死んでいた。
その後、延々と続く山を超えて、また名護に戻った。
名護には18時過ぎについたが、寒さしのぎでいつもきていた、スノボーのウエアがなくなっているのに気付いた。
山中どこかで落としてしまったようで、寒さしのぎ用の服が一枚もなくなってしまい、相当凹んだ。
その後は、お会いしてくれる事になっていた、名古屋出身で名護市在住のニモマンさんと市役所の前で待ち合わせをして、ニモマンさんのお宅に伺わせて頂いた。
ニモマンさんは現在は一線から退いてしまったが、元はプロのダイバーでダイビングの為に沖縄に移住してこられた方で、ダイビングの話や沖縄の海の話など色々聞かせてもらった。
そして、泡盛も飲ませて頂き、だんだん眠くなってきて、深夜二時に就寝。