『鎌倉殿の十三人』〜後追いコラム その91 | nettyzeroのブログ

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『鎌倉殿の13人』~後追いじゃない先取りコラム その91

第22回 義時の生きる道

今回は、源範頼(迫田孝也)について その1

 

2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 on Twitter: "/ #源範頼(みなもとののりより) #迫田孝也 \  頼朝の異母弟。伊豆での挙兵を知り頼朝のもとに駆けつける。源平合戦では義経と並び平家討伐軍の総大将に。坂東武士団とともに汗を流す努力の武将。 #鎌倉殿の 13人 https ...

 

 頼朝(大泉洋)の弟として、義経(菅田将暉)と共に平家打倒に尽力した源範頼。1193(建久四)年8月17日、その範頼は、頼朝の命によって誅殺された。

 

 ことの発端は、次回第23回『狩りと獲物』で描かれる曽我兄弟の仇討ち。父河津祐泰(山口祥行)を工藤祐経(坪倉由幸)によって殺された曽我十郎祐成(すけなり:田邊和也)と曽我五郎時致(ときむね:田中俊介)兄弟が、頼朝の主催する富士の巻狩り(大人数で獣を包囲し、追い詰めて射取る狩猟)の際、祐経を討ち取る。今話の中で、北条時政(坂東彌十郎)が二人の仇討ちの後押しをする場面が描かれた。時政が五郎時致の烏帽子親だからと言うのがその理由とされた。以前にも書いたが、この時代、烏帽子親とか乳母とかの関係を無視しては語れない時代だったのだ。

 

鎌倉殿の13人」曽我兄弟に猛反響!演じているのは?|シネマトゥデイ

(曽我兄弟と北条時政(右):中央が兄の十郎祐成、左が弟で時政の烏帽子子五郎時致)

 

 さらに岡崎義実(たかお鷹)が二人を連れて、比企能員(佐藤二朗)の下を訪ね、祐経を打ち取った後、鎌倉殿も亡き者にする計画と打ち明ける。時政が後ろ盾になっていると聞いた能員は、「北条も関わっておるのか?」と義実に問う。義実は、鎌倉殿を討つことは知らないと答え、事の可否に関わらず、比企にとっては好都合と能員はほくそ笑む。

 

鎌倉殿の13人」風雲急 ついに“三谷流”曽我事件!善児も暗躍?ネット興奮「もうミステリードラマ」(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース

 

 同年5月27日、早朝から巻き狩りが始まった。その時、不思議なことが起こった。突然チョー巨大な鹿が頼朝たちの前に現れた。側にいた弓の名手工藤景光は、これは自分の獲物だと言って射かけていくがなかなか当たらない。とうとう鹿を逃してしまった。景光は、「自分は幼い時から獲物を取り逃したことがないのに、今回はなぜか意識がボーッとなって取り逃してしまった。きっとあの鹿は、山の神が乗っているものに間違いない。神が乗るものを狙った私は、寿命を縮めてしまうだろう。私に何かあったら、このことを思い出してほしい。」と言った。その夜、景光は病に臥せってしまった。頼朝は「こんなに不吉なことが起こるとは・・・狩りをやめて帰った方が良いのではないか」と周囲の者たちに言うが、長老たちがそれを留め、狩りは続くことになった。

 

鎌倉殿の13人:次週第23回は「狩りと獲物」 あらすじ公開 富士の裾野で巻狩 頼朝を憎む曽我兄弟は? - MANTANWEB(まんたんウェブ)

(次回はいよいよ二代将軍になる頼家(金子大地)が登場する。この巻き狩りで見事に鹿を射止めた頼家。親バカな頼朝は、嬉しさのあまり、政子にその喜びを手紙に認めたが、政子からは「武家の棟梁になるんだから、それくらい当たり前でしょ」と素っ気ない返事が返ってくる。:この場面も次回の楽しみの一つになる・・・はず)

 

 そんな不思議で不吉なことが起こった夜、ちょうど日付が変わった頃、曽我兄弟は祐経の宿舎に忍び込んで祐経を殺害した。兄の祐成は「父の敵を討ったぞ」と大声を上げたので、周囲は騒然となった。雷雨が鼓を打つように激しく降り、真っ暗闇で右も左も分からないので、多くのものが兄弟によって傷つけられた。そこに現れたのが仁田忠常(ティモンディ高岸:八重(新垣結衣)の跡を受けて、遺児の面倒を見ている義時(小栗旬)の手伝いをしていた高岸。「やればできる!」と自らのネタを披露した。おそらく大河史上初の出来事だろう笑)。忠常は出会い頭に兄の祐成を討ち取った。弟時致は、頼朝の御前めがけて突進する。頼朝も慌てて刀を取って応戦しようとした。その時、側にいた大友能直(よしなお:『鏡』で「無双の寵仁」と言われた頼朝お気に入りの武士)がそれを押さえ留め、能直のお世話をしていた少年五郎丸が捕らえた。時致の身柄は、大見小平次(おおみのこへいじ)に預けられた。その後、和田義盛(横田栄司)と梶原景時(中村獅童)が頼朝の命によって祐経の死骸を検分した。

もっと頼朝側近として活躍すると思った祐経だったが、意外とあっさり死んじゃいそうです。(続く)

 

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第22回・義時の生きる道 » Lmaga.jp

(大河史上初??自らのネタを劇中で披露するティモンディ高岸宏行 笑)