布ライナー&おまたカイロカバーを製作している“nette faru”です。
前回は、布ライナーの洗濯を考える(1)汚れの正体を知るでした。
おりものによるショーツの汚れの正体は「タンパク質」でしたね。
すでにみなさんも感じているかもしれませんが、タンパク質の汚れはなかなか手強い‼️
洗濯機に入れて普段通りに洗濯しただけでは、汚れがしっかり落ちず、しかもどんどん蓄積していくんですよね〜。
そこで、今回はタンパク質の汚れを落とす洗濯方法について紹介したいと思います。
上の画像は"nette frau"で販売している布ライナーの肌にあたる面です。
肌に優しいネル生地を使用しています。
おりものの状態を自分で確認してほしいという考えで白い生地にしたのですが、逆に汚れは目立ってしまいます…。
では、汚れを蓄積させないためにはどうしたらいいのでしょう?
"nette frau"が考える1番の方法は…
「洗濯に一手間を加えること」
「なんだぁ、そんなこと?知ってるよ〜」って思いましたでしょう。
でも、その普通のことが大切なんですよ!
"nette frau"の布ライナーは、洗濯機でザブザブ洗ってもらっても大丈夫ですよ。
でも、洗濯機にお任せする前に一手間を加えてほしいんです。
その一手間とは…。
「石けんを使ってもみ洗いすること」
簡単ですよね。でも、それをするかしないかで洗い上がりが全く違いますよ〜。
では、どんな石けんを使えばいいのかというと、"nette frau"のおすすめは、
👉汚れ落ちで選ぶなら
👉無添加にこだわるなら
布ライナーの洗濯前の一手間には、「ウタマロ石けん」か「坊ちゃん石鹸」が適していると思います。
「タンパク質汚れには、アルカリ性」が適しています!石けんはアルカリ性ですから、おりものによる汚れ落としに最適!
タンパク質にアルカリ性の石けんが付着すると、タンパク質の構造がゆるみ、分解されるという仕組みでタンパク質の汚れが落ちるということ。
洗濯洗剤の表示を見ると、中性や弱アルカリ性と表示されていますよね。
皮脂などのタンパク質汚れを落とすには「弱アルカリ性」の洗剤が適してるということになりますよね。(みなさん、表示を見て洗剤を選んでいましたか?)
では、どのようにすれば効果的におりものによる汚れを落とすことができるのでしょう。
1.布ライナーを水か温度が低めのぬるま湯でしっかりと濡らします。
汚れを落とすには、しっかりと水分を含ませることが大切ですよ。
2.石けんを汚れた部分に塗ります。
ウタマロ石けんは、塗ったところが緑色になるまでしっかりと塗ります。
坊ちゃん石鹸も、色はつきませんが、しっかりと塗りましょう。
3.汚れた部分をもみ洗いします。
石けんを泡立て、汚れの構造が緩んで分解されるまでもみ洗いしましょう。
ネル生地は、摩擦によって毛羽立ちが生じます。これは生地の特性上、避けられないことです。
毛羽立つのが嫌だからといって、もみ洗いをしないで洗濯すると、汚れが蓄積し、見た目もよくありませんし、臭いの原因にもなってしまいますよ!
布ライナーは、女性にとって大切な部分に当てるのですから、清潔が一番大切です。
4.もみ洗いで汚れが落ちたら、石けんはそのまま、洗濯ネットに入れて洗濯機にお任せしましょう。
どうでしたか?
ここまで5分もかからないと思いますよ。意外とハードル低いと思いませんか?
お風呂に入るとき、ブラジャーを手洗いするとき、そんなタイミングで一緒に洗ってしまえば手間ではありませんよ。
洗濯機にお任せするのに抵抗がある方は、もちろん手洗いで済ませても大丈夫です。
でも、まだ布ライナーの使用に不安がある!という方がいらっしゃるのではありませんか??
次回は、干し方について考えてみましょう。