相撲根付の謎(@_@;)?~河津掛けはあるけど、、、♪♪~ | 根付道<Netsuke Road>

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 日本の国技「相撲」ですが、根付では思いっきり少ないレア根付になります。少ない根付も大抵は、上の写真のような河津掛けの場面です。

 

 題材は曽根兄弟敵討ちの中に出てくる富士の巻き狩りで、余興の相撲が開催されます。名手といわれた俣野景久が21連勝、最後の挑戦者は河津祐泰です。この大一番で、祐泰は、連勝の俣野景久を、のちに「河津掛」と呼ばれる技で破ります。寺社彫刻にもこの場面は出てきますので、当時は一般的に普及した人気のある物語だったと思われます。この河津掛け、鎌倉時代初期に編み出された逸話です。

 

 ちなみにこの技、平成8年に貴ノ浪が貴乃花を破って優勝した時に使われています。1000年後も生きている技って、漫画みたいで凄いですよね。♬♩♫♪☻(●´∀`●)☺♪♫♩♬

 

 

 それにしても気になるのは、何故相撲の根付が極端に少ないのか、、、力士は、江戸時代には人気で浮世絵にも沢山残っています。

化粧まわし付けた力士なんて、いかにも根付になりそうですが、全く残っていません。有名な根付師で専門の相撲力士を題材にした人は、いないのではないでしょうか、、、(~ヘ~)ウーン謎ですね、、、