饅頭根付に彫られているのは、「九尾の狐」です。
(饅頭根付というのは、立体系の丸い根付に平彫りで絵を描くように彫っている根付を指します。)
江戸時代では、物語や浮世絵にもなっていて、玉藻前が帝を誑かす妖狐として有名ですね。現代でも「NARUTO」に登場する主要キャラクターで、主人公うずまきナルトの体内に封印された尾獣のひとつ、「九喇嘛」として活躍しています。(*^m^*) ぷぷ
この饅頭根付、裏面を見ると、そこには丸い窓の中に狐の顔が彫られています。よく見ると表面では「左手」だった扇が「右手」に持っていることがわかります。
これは「照魔鏡」によって、正体を暴かれた瞬間です。歌舞伎などの戯曲では、九尾の狐(玉藻前)や狐が登場する作品に鏡を使ってその妖術や正体が照らし出される演出が使われていたそうです。
一緒に彫られている弓矢によって、討伐したという比喩でしょう。
映すことで、正体を暴くマジックアイテム。。。
これは欲しい!!!
会社で、どいつもこいつも写して楽しみたいものです。(*≧∀≦*)