ベビーサークルという育児グッズがあります。
長女の時は必要が無かったのですが、
次女は物心がつくかつかないか、そういう頃から
好奇心が旺盛で、
誰に教わったわけでもないのに、
日々腹筋や背筋、スクワット、ついにはヨガまで自主練習をするように。
体を鍛えたら、次は行動に移るのみですよ。
料理を作っている時も裏手からやって来て空っぽの炊飯器のスイッチを押したり、
お風呂掃除をしていて気配がしたのでてっきり長女かと思い、
「そこの石鹸を取ってくれるかな。」と頼むものなら、
そこには眼を輝かせた次女が居たり、
その都度リビングに引き戻すもソファーから背面ジャンプを試みたり、
大きさの違う箱を並べて階段を作り上の高いところにある物を取ったり、
怖い物知らずの特高ベイベーでありました。
夫婦で相談し、次女1歳の時、木製のベビーサークルを購入する事になりました。
危ないからね。
最初は出せ!出せ!と憤っていた次女。
しかし、やがて諦めて、おもちゃで遊びだしました。
これ幸いと、合間にコーヒーを飲んだり、
ほっとして調子に乗る奈々氏と旦那。
でも、時々また自主訓練の為に立ち上がって、
ベビーサークルの一角をお尻でぐいぐい押す次女。
毎日押す。
いつも同じ所を押す。
何の儀式でしょうか、これは。
で、遂に次女の思惑が露見する時が来たのです。
いつものように、ベビーサークルに入っている次女を見ながら
呑気に夫婦で話をしていると、
「あちょっ!」
次女がベビーサークルのいつも押していた箇所に大きな蹴りを入れました。
そしてバキッと折れるベビーサークル、その隙間から笑顔で飛び出してくる次女。
ぽかーん。
茫然とその現場を見る奈々氏と旦那。
嘘のような本当にあった話です。