エジプトのムハンマド・モルシ(محمد مرسي/Mohammed Mursi)大統領の辞任を求める反政府デモが首都カイロのタハリール広場で起きている。
それに伴い、エジプト軍が、モルシ大統領を自宅軟禁したと報じた。
ムハンマド・モルシは、初代自由と公正党党首。エジプト・アラブ共和国大統領(第5代)。
エジプト初の文民大統領で、初のイスラム主義系の大統領。
国民の期待を受けて就任したモルシ大統領も、結局は汚職・独裁という政権掌握へと変わり、
国民の不満が爆発。
モルシ大統領の辞任を要求する反政権派と、大統領支持のイスラム派が対立する中、
第三極として軍が政治に介入し、
軍はイスラム系のモルシ大統領が主導して制定した新憲法を停止し、諮問議会(上院)を解散。
各政治勢力や専門家による暫定評議会を立ち上げて数カ月かけて憲法を改正し、その上で早期の大統領選を実施するとのロードマップを作成。
それを持って、1日、大統領と反政権派に対して、事態収拾に向け、対話に入るよう要求。
3日夕までに合意に至らなければ、政治介入に踏み切る意向を提案していた。
結局応じなかったために、反政権派を代表するムハンマド・エルバラダイ(محمد البرادعي/Mohamed ElBaradei)前国際原子力機関(IAEA)事務局長が、3日に軍最高評議会のアブデルファタフ・サイード・シシ(Abdel Fattah Said al-Sisi)議長兼国防相と会談。
反政権派と大統領派の衝突を食い止めるため、軍の介入を認めたと言われている。
そのそもエジプト国民にとっての軍は、いまだとても信頼が強い。
1952年にナセル中佐が率いた自由将校団による王制打倒革命以来政治を主導。
ナセルは大統領となり、スエズ運河国有化宣言などで"アラブの英雄"となった、
後継のサダト、ムバラク両大統領も軍の出身。
2011年のエジプト革命で民衆がムバラク体制に反乱を起こした時に軍は中立を保った。
そんな軍も、1979年のイスラエルとの平和条約締結以来、毎年10億ドル以上の軍事援助を受けているUSAの意向を無視して動くわけにはいかない。
モルシ大統領は期限切れ直後の3日夕、野党勢力などが参加する連立内閣の設置を呼び掛ける声明を出したものの、もう時すでに遅し...今は軍によって自宅軟禁の噂である。
世界で起きていること。アフリカの国エジプトで起きていることが、当たり前の様に、メデイアを通じて私達の耳に目に普通に飛び込んでくる。
ただ、スルーするのなら、そこまでだろうけれど、知っておく、感じるということに積極的になった方がいい。
ただ情報は不確かに錯綜する。どの報道を信じればいいのか微妙なのだ。
アルジャジーラ前主幹ワダー・ハンファル(Wadah Khanfar)氏は語る。
「アルジャジーラは1996年の放送以来、権力支配の概念を変えようと努力してきた。ニュースを批判的に見る方法を持ちこんだ。人々はこれまで疑いもしなかった公式発表の出来事について考え、分析し、判断できるようになった。アラブ世界の覚醒を促し、それが"アラブの春"につながったといえる」
「だが最大の要因は人々だろう。アラブ民衆は現実を受け入れることを拒み、前へ進むことを決めた。インターネットやSNSによって考えを交わし、将来のあるべき姿について想像力を働かせるようになった。党派性を持たず、イデオオロギー的なものでもない想像力を身につけた新しい世代こそが、沈黙の壁、独裁の壁を破ることができたのだ。」
「残念ながら、外国メデイア、西側メデイアには表面的な報道が目立つ。速報と簡略化だ。国際的なバランス・オブ・パワー(大国間の勢力均衡)を変えるかもしれないシリア紛争を、1分半でまとめられるはずがない。必要なのは調査報道であり、ドキュメンタリーだろう。...旧来のメデイアの人に言いたいことは、変化は急速で不可逆的だということです。」
今も、日本のメデイアを通した報道は、どのチャンネルをチェックしても、タハリール広場の市民デモの様子。
そこに流れる声は、同じような内容を伝えている。
メデイアからの情報が画一化されてしまうのなら、まさにあの"アラブの春"で弾けた市民ジャーナリストたちの活躍・活動をいまこそ発揮してもらいたい。
FacebookやTwitter、YouTubeといったSNS活動家たちである。
そういった人達に積極的に関わりを持つアルジャジーラからの報道に関して、少なからず享受する体制を持ち、ただあくまでも批判的な姿勢は失うことなく。
エジプトの情勢に触れていきたいと思う。
まぁ~本当は、自分で現場で体験することが最良なんだけれど...
それに伴い、エジプト軍が、モルシ大統領を自宅軟禁したと報じた。
ムハンマド・モルシは、初代自由と公正党党首。エジプト・アラブ共和国大統領(第5代)。
エジプト初の文民大統領で、初のイスラム主義系の大統領。
国民の期待を受けて就任したモルシ大統領も、結局は汚職・独裁という政権掌握へと変わり、
国民の不満が爆発。
モルシ大統領の辞任を要求する反政権派と、大統領支持のイスラム派が対立する中、
第三極として軍が政治に介入し、
軍はイスラム系のモルシ大統領が主導して制定した新憲法を停止し、諮問議会(上院)を解散。
各政治勢力や専門家による暫定評議会を立ち上げて数カ月かけて憲法を改正し、その上で早期の大統領選を実施するとのロードマップを作成。
それを持って、1日、大統領と反政権派に対して、事態収拾に向け、対話に入るよう要求。
3日夕までに合意に至らなければ、政治介入に踏み切る意向を提案していた。
結局応じなかったために、反政権派を代表するムハンマド・エルバラダイ(محمد البرادعي/Mohamed ElBaradei)前国際原子力機関(IAEA)事務局長が、3日に軍最高評議会のアブデルファタフ・サイード・シシ(Abdel Fattah Said al-Sisi)議長兼国防相と会談。
反政権派と大統領派の衝突を食い止めるため、軍の介入を認めたと言われている。
そのそもエジプト国民にとっての軍は、いまだとても信頼が強い。
1952年にナセル中佐が率いた自由将校団による王制打倒革命以来政治を主導。
ナセルは大統領となり、スエズ運河国有化宣言などで"アラブの英雄"となった、
後継のサダト、ムバラク両大統領も軍の出身。
2011年のエジプト革命で民衆がムバラク体制に反乱を起こした時に軍は中立を保った。
そんな軍も、1979年のイスラエルとの平和条約締結以来、毎年10億ドル以上の軍事援助を受けているUSAの意向を無視して動くわけにはいかない。
モルシ大統領は期限切れ直後の3日夕、野党勢力などが参加する連立内閣の設置を呼び掛ける声明を出したものの、もう時すでに遅し...今は軍によって自宅軟禁の噂である。
世界で起きていること。アフリカの国エジプトで起きていることが、当たり前の様に、メデイアを通じて私達の耳に目に普通に飛び込んでくる。
ただ、スルーするのなら、そこまでだろうけれど、知っておく、感じるということに積極的になった方がいい。
ただ情報は不確かに錯綜する。どの報道を信じればいいのか微妙なのだ。
アルジャジーラ前主幹ワダー・ハンファル(Wadah Khanfar)氏は語る。
「アルジャジーラは1996年の放送以来、権力支配の概念を変えようと努力してきた。ニュースを批判的に見る方法を持ちこんだ。人々はこれまで疑いもしなかった公式発表の出来事について考え、分析し、判断できるようになった。アラブ世界の覚醒を促し、それが"アラブの春"につながったといえる」
「だが最大の要因は人々だろう。アラブ民衆は現実を受け入れることを拒み、前へ進むことを決めた。インターネットやSNSによって考えを交わし、将来のあるべき姿について想像力を働かせるようになった。党派性を持たず、イデオオロギー的なものでもない想像力を身につけた新しい世代こそが、沈黙の壁、独裁の壁を破ることができたのだ。」
「残念ながら、外国メデイア、西側メデイアには表面的な報道が目立つ。速報と簡略化だ。国際的なバランス・オブ・パワー(大国間の勢力均衡)を変えるかもしれないシリア紛争を、1分半でまとめられるはずがない。必要なのは調査報道であり、ドキュメンタリーだろう。...旧来のメデイアの人に言いたいことは、変化は急速で不可逆的だということです。」
今も、日本のメデイアを通した報道は、どのチャンネルをチェックしても、タハリール広場の市民デモの様子。
そこに流れる声は、同じような内容を伝えている。
メデイアからの情報が画一化されてしまうのなら、まさにあの"アラブの春"で弾けた市民ジャーナリストたちの活躍・活動をいまこそ発揮してもらいたい。
FacebookやTwitter、YouTubeといったSNS活動家たちである。
そういった人達に積極的に関わりを持つアルジャジーラからの報道に関して、少なからず享受する体制を持ち、ただあくまでも批判的な姿勢は失うことなく。
エジプトの情勢に触れていきたいと思う。
まぁ~本当は、自分で現場で体験することが最良なんだけれど...