夕刊紙を見たら、
ブライアン・ホー(Brian Haw)さんが亡くなったことを知った。
62歳か・・・若い・・・

ところで、みなさんはこの方ご存知ですか?
何人かの人に尋ねてみたけれど、ほとんどの人が知らなかった。

簡単に説明すると、
イギリスやアメリカのイラク戦争などに抗議するために、
ロンドンの国会議事堂で約10年間テント生活を続けたイギリスの反戦活動家です。

このブラアン・ホーさんが、18日に肺がんのために、
治療先のドイツで亡くなったそうです。

ブライアン・ホーさんは、
イギリス南東部エセックス州生まれ。
船員や大工を経て、2001年6月にイラクへの国連制裁による医薬品不足が市民を苦しめているということで、抗議活動を始めました。

そして9月のアメリカ同時多発テロ後は、アフガン、イラク戦争を厳しく批判しました。

妻と7人の子供と離れて、テントを張っての生活だったのですが、
何度もテント撤去を求めて訴えられたり、
警察からは強制排除されそうになったり・・・
そんな中でも彼は、耐えまた闘い続けました。

私が、彼を知ったのは、
前田姉弟の家根嘉(現在はyaneka)が、
彼を撮った早川由美子監督のドキュメンタリー映画『ブライアンの仲間たち-パーラメント・スクエアSW1』で、2曲挿入曲として使用("Passing Through""Free")されたことがきっかけで、
その映画を観たり、またいろんなところから情報を入手しました。
http://www.brianandco.co.uk/jp_index.htm

本当にピュアで、素晴らしいその活動に心をやられてしまいました。

こんなにも無益な戦争に、
たった一人で闘い続けるその闘争の人生。
彼の10年は、まったく無駄ではない。
そのことは、ワタシたちの今後が証明していくことになるのです。

いや!なにも闘争をしろ!ということではなく。
無益の戦争を起こさぬように、ワタシたち自身のメンタルを築くということです。
それしかない!

それじゃ最後に、ブライアン・ホーさんからの素敵なメッセージを観て下さい。

http://www.youtube.com/watch?v=eGlf2LiGylA

ご冥福をお祈りします・・・