先日、たまたま『ごみとリサイクル』という新書を読みました。
1990年の著書なんですが、その当時にも関わらずもっとも進歩的な話がどんどん飛び込んできて、本当に新鮮な感動を味わいました。
著者は、寄本勝美先生という早稲田大学の教授をされている方です。

これからこの先生の著書をたくさん読み学習して、機会があればお話をお伺いしたいなぁ~なんて夢を描いていたのですが・・・

寄本勝美先生・・・亡くなられたようです。70歳でした。

寄本先生は、和歌山県田辺市生まれ。やはり素敵な環境の街で過ごされていました。
ワタシの生まれた1964年に早稲田大学政治経済学部自治行政学科卒業されて、
1967年に早稲田大学政治経済学部助手。
1970年に早稲田大学大学院政治学研究科博士課程単位取得退学。
1978年からは、早稲田大学政治経済学部教授。

1994年、京都大学で博士(法学)となり博士論文は「自治の形成と市民 -ピッツバーグ市政研究」。
早稲田大学政治経済学部学生担当教務主任、政治経済学部長(1994年~1998年)、常任理事(1998年~2001年)等を歴任。
今年2011年3月に早稲田大学政治経済学部教授を退官されていました。

専攻は、行政学、地方自治論、環境政策。
学生時代には政治経済学部に自治行政学科があり、その出身であることに誇りと責任感を持ち、学生、地方公務員、政治家、一般市民への学問の還元を模索してきました。

そしてさらに清掃工場の建設反対運動など当時「ゴミ戦争」と呼ばれた増え続けるゴミの処理を巡る問題を研究し続けました。

また川崎市などの自治体でゴミ行政の現場から教訓を学ぶ「現場第一主義」の姿勢を貫き、リサイクルや循環型社会の課題について、行政や地方自治の在り方を提言してきました。

そういったゴミ問題についてのフィールド・ワークは、ワタシたちにも刺激を与え、数々の成果を生みだしてきました。

またその後、中央環境審議会の委員や地方自治学会の理事長などを務めるとともに、飲料用のペットボトルなどのリサイクル費用の一部を生産者や排出者から徴収する新たな制度の導入などを提唱していました。

もう今や一般的な話ですね。

今では当たり前のように語られるECOや環境問題。
その礎や意味づけを作られ努力された先生の偉業(というか活動)の数々。
これから残されたワタシたちがしっかりと継続していかなければいけないなぁ~

そして先生が徹底されたいわゆる現場主義。足で集める真実・・・
もっとも大切なものです。そして説得力のあるものですね・・・

寄本勝美先生。
もっと早く先生のお名前や研究やその活動を知ればよかった・・・無念・・・

ご冥福をお祈りいたします。