活発な噴火活動が続く霧島山系・新燃(しんもえ)岳は1日朝、4度目の大規模噴火を起こし、鹿児島、宮崎両県の周辺自治体に緊張が走ったようです。

日本という国は、火山国で日本の北から南まで、海底も含めてたくさんの火山に溢れています。
それは世界中でこれだけ様々な温泉を楽しめる国もないことからも証明できると思います。
ですから、それだけに常に危機管理というのが実は必要なんですね。難しいことではありますが・・・

この新燃岳の噴火に伴う空気の震え「空振」によって鹿児島県霧島市では病院、ホテルの窓ガラスが割れ、けが人も出ました。

霧島市牧園町の霧島温泉クリニックでは、空振によって病院内の窓ガラスが割れ落ちたようです。
ベッドで寝ていた入院患者の92歳の女性が、額を切るなどの軽傷を負いました。
爆発当時、朝食中だった女性病院職員は「ドーンと音がしたのと同時に地震のような揺れを感じ、びっくりした。窓ガラスが割れており、患者さんも驚いていた」と話していまた。

また、霧島市牧園町の丸尾温泉地区の旅館やホテルでも、窓ガラスが割れたようです。
牧園町高千穂の霧島国際ホテルでは、2階にある大浴場の高さ約2mのガラスが粉々に割れ、従業員らが片付けに追われていたとのことです。

霧島市役所によると、1日午前10時頃までに、民家や官公庁、学校など10件以上の被害情報が寄せられました。

霧島市霧島田口の霧島総合支所では、1階玄関のガラス1枚が割れました。

火口から約10㎞離れた霧島市牧園町三体堂の三体小学校では、1階の火口側に向いた主事室の窓ガラスが割れました。
爆発当時、ほとんどの児童が登校していたが、けがはなかった。校内にいた児童らは「すごい大きな音が一瞬して、びっくりした」と不安そうに話していたといいます。
こんな状況の中でも児童は学校に登校しているんですね。
この現状では、とても心配になります。

この霧島山系新燃(しんもえ)岳(1421m)。
どうも約300年ぶりの本格的な活動に入る可能性も出てきました。

東京大学地震研究所などの観測チームは1月30日に、東京都内で開いた報告会で、噴火前に地下で増えたマグマ量の半分程度しか噴出していないとする分析結果をまとめ、「長期化することは避けられない」と指摘しました。
さらに、29日夜から周辺で、これまでにない長い周期の地震波が観測され「近い将来噴火を繰り返す可能性もある」として注意を呼びかけています。

現地調査をした中田節也教授(火山学)によりますと、火山灰の分布範囲などから推計した26~28日に噴出したマグマ量は、計270万~370万㎥。
噴火前に蓄積された地下のマグマ量は、国土地理院の推計で、火口の西北西約10㎞、地下約6㎞のマグマだまりに600万㎥、火口の直下約3㎞のマグマだまりに100万㎥の計700万㎥とされます。
中田教授は「まだ半分程度しか出ておらず、まだまだ長期化することは避けられない」としています。
上空からの調査では、直径約700mのすり鉢状の火口には、複数の小さな火口が並び、中央には直径約50mの溶岩ドームが見つかっています。

大噴火につながる見通しについて、中田教授は、江戸時代にあった前回の大噴火(享保噴火)を参考に挙げています。
1716年から現在のようなマグマの上昇に伴う噴火が3カ月程度続き、7カ月沈静した後に大噴火に至ったということです。
この時に噴出されたマグマ量は約1億㎥とけた違いに大きい。
現在、地下に蓄積されているマグマが徐々に消費されて終息に向かうのか、マグマの供給が続いて大噴火につながるかは「現時点では分からない」と中田教授は言います。

一方で、同じく東京大学地震研究所の武尾実教授(火山学)は、29日夜以降に火口周辺でこれまでに見られなかった長い周期の火山特有の地震が起きていると報告。
溶岩ドームがマグマの出口の「ふた」になり、ガスの圧力が、マグマの通り道となる火道で高まっている可能性があり、「ドームを吹き飛ばすような爆発的噴火が起こる懸念もある」と分析しました。
時期や規模に関しては現状では分からないといいます。

今後、注意すべき現象として、軽石の飛散と、降り積もった火山灰が流れる泥流や土石流などがあります。
中田教授は「雨が降れば泥流が起こるのは100%間違いない。川などに近づかないことが重要だ」と警戒を呼びかけました。

新燃岳の噴火だけに囚われてはいけないということですね。
自然というものは未知なるエネルギーを携ええているわけです。
それだけにその周辺の様々自然をも飲み込みまた吸収付着しながら、どんどん威力を増していく可能性もあります。
積極的な調査研究と、政府民間合同での機能的で即効性のある対応を期待したいです。

現段階では、わかりやすく国民が納得するような対応が、メデイアなどを通じてワタシたちのもとに届いていないと思います。
不安は積もるばかり・・・真実の情報を前のめりでみなさんも収集しましょう。