技術力とは何か | フィリピンで働くシリアル・アントレプレナーの日記

技術力とは何か

レアジョブを始める前、
「技術力ってそもそも何?」
とITベンチャーで働いていた友人 に聞いたことがある。

IT企業の技術力って何、という意味だったが、
今にして思うと、
「技術力とは、頭の中で成り立つロジックを、現実のシステムとして走らせる力」
なんだと思う。



レアジョブのシステムはうちのCTO たちがつくっているので、
僕があまり口をはさむことではないが、
僕が技術力(と言えれば、だが)を発揮しているのは、給与計算。

いや、経理の人なら知っていると思いますが、
従業員10人の給与計算をミスなくやるのって、けっこう大変なんです。

で、僕はそれを講師1000人分、毎月1人日位を使って、やっています。
エクセルで自動化しているから1人日でできるんだけれども、
講師10人用につくった仕組は、講師100人には通用せず、
講師100人用につくった仕組は、講師500人には通用しない。
というのも、エクセルファイルが100MB近くなって、
重くて重くて開かなくなるからだ。

というわけで、給与計算にもスケーラビリティの問題があり、
そのたびごとに、エクセルの構造を変えて、サイズを小さくしてきた。

以下、その苦闘の歴史↓


戦略コンサル辞めて起業している日記

最近は、規模が拡大してもファイルの重さはあまり大きくならなくなってきて、ひと安心。

うちのCTO は、
「スケーラビリティは、ハードのスペック向上よりも、
 ソフトウェア、つまりプログラムの改善がほとんど」
と言っていたけれど、
エクセルでそれを実感しています。