肌の色、性別など、
それで人間を差別してはいけないと社会では言われています。
そう社会では言われながら、
結局は人間の奥底には、
差別をしてしまう冷酷な無意識が植え付けられている、
それを様々な実証を取り上げて紹介している1冊です。
オビにも書かれていますが、
いくら社会できれいごとを言っても、
人間は差別そのものを消滅はできないことに、
本書は嫌でも読者側に気付かさせます。
無論、だからと言って差別していい、
ということではないのですが。
人間の奥底の心理を学んだ上で、
この一冊を反面教師にして、
世の中の差別問題により良く取り組んでいこう、
そんな位置付けの一冊でしょうか。