いつもお世話になっております。
初投稿です。

今回は、最近気になっていることを書かせていただきます。

『技術者の役割は、”当たり前でないこと”をブラックボックス化して”当たり前のこと”に変えることで、一般の人が使える状態に変えることである』という話を聴いたことがあります。
 例えば、ライト兄弟は『飛行機というブラックボックス』を作ることで、エジソンは『蓄音機というブラックボックス』を作ることで、”当たり前のでなかったことを当たり前”に変え、一般の方々の生活を豊かにすることができました。またそこで確立したブラックボックスの中身を、過去の先輩技術者の皆様が、全てを理解した上で改良を加えていたため、性能がブラッシュアップされてきたのだと思います。
 しかし、ブラッシュアップにかかる時間が短縮され、早いサイクルでブラックボックスが生み出されていく現代では、過去の技術者のように一人で全てを理解することができない状況に追い込まれています。

 そこで、現代では製品化を『技術者の共同作業』という手段を用いることで、その状況を補っています。では、さらにブラックボックスが増えていく未来にはどうなっていくのでしょうか?きっと、『共同作業』だけではキャパシティを賄えなくなり、コンピュータ(ロボット)が全ての技術を理解し、製品化していく世の中になっていくのではないかと予想しています。
 
 そのようなロボット全盛の時代になっても、きっと技術者に求められる仕事があるはずなのですが、どんな仕事になるのでしょう?間違いないなく、現在とは全く別の技能が求められることになると思うのですが、現在の私には全く想像できていません。しかし、そろそろ”核となる考え方”が出来る時期がきているのではないでしょうか?

 ”未来の技術者が何年後に必要とされるか”が楽しみでもあり不安でもあります。

(AK)