前回投稿から早や一年経ってしまいました。振り返ると雑務をこなしていただけで、自己進展と言えることが全くと言って良いほどなく、恥ずかしい限りです。普段は、あれこれしたいと思うことはあっても、結局できないで終わるのは昔から変わりません。技術士試験の勉強をしていた一時期は、少しは時間を大切に使っていたように思いますが、また計画倒れの自分に戻っています。
このブログ関係のエンジニアの皆さんは、しっかりとした技術ベースメントをお持ちと思います。一方で、エンジニアリングに携わっていらっしゃる方々の中には、技術的な基礎が出来上がっていないのに、必要に迫られて業務をこなさなければならない方もお見かけします。偉そうなことは言える立場ではありませんが、大変な時代になったんだなと思います。
今や、理系の学生は大学院を出ないと、企業からはエンジニアとして通用するレベルに見て貰えなくなりました。このため、親御さんが子供の面倒を見なければならない期間が大幅に増えてしまいました。結果として、親御さんの資金力の多寡がものをいうことになり、少子化に繋がる状況が生まれたのだと思います。そして、とても優秀な人にだけ富が集中し、その他大勢の人はなんとか生きて行かざるを得ないという、歪な社会となってしまいました。
盆と正月という言葉がありますが、戦前まで、大方の個人商店レベルでは、土日は休みではなく、普段通り一生懸命働きました。丁稚奉公している者は、盆と正月が来ると、真新しい服を店主に着せて貰い、一杯土産を抱えて国元へ帰ることが常でした。国元の親御さんは、その成長した姿を見て大事にされていることを知り、安心してまた店へ送り返したのだと思います。
今は、休日も増え仕事以外に自由に使える時間も大幅に充実しました。しかし、一部の会社に取って優秀な人を除き、会社が大事に扱ってくれる人は、結果から見ると明確に線引きがなされているように思えてなりません。 /FunFun