愛知県の機械部門の技術士です。
 
機械設計には、仕様通りの機能を満たすことはもちろん必要です。
しかし、それ以前に安全な機械を設計することが肝要です。
安全な機械、とは、人に危害を与えない機械のことです。

そこで大切になってくる手法がリスクアセスメントです。

昨今、日本でも厚生労働省や経済産業省から重要であるという情報発信が多数ありますが、
実際にはどうやって運用していくのかがわからない場合もあろうかと思います。

機械設計時にリスクが無いかを確認する行うリスクアセスメントと、
すでにできている機械を使うときのリスクを確認したり低減するリスクアセスメントでは
やり方が違うと思っています。

みなさんもISO12100やJIS B 9700などで3ステップメソッドを知っているとは思いますが、
本質的安全設計方策,安全防護策(付加保護方策含む),使用上の情報のことです。
より左に書いたものを優先して、リスク低減を行うことになります。
機械設計時には、本質的安全設計を心がけて、設計することが重要です。

難しいですが、できてしまえば、低コストで使いやすい機械ができます。
こういった工夫ができるのが、日本人の得意とするところではないかと思います。

みなさん、ぜひ さすが日本製と思われるような機械をたくさん世に出していきましょう。
 
以上