こんにちは。きいこうなです。
愛知の会社で自社用の専用機設計・開発に携わっています。今回が4回目の投稿になります。宜しくお付き合い下さい。
 
ネットで、近い将来「消える職業」が話題になっていました。
コンピューターの技術革新が進み、これまで人間がやっていた仕事がロボットなどの機械に代わるというものです。具体的にはタクシーやトラックの運転手、レストランの店員などが挙げられています。
個人的には車の運転スキルは多岐に渡るため簡単じゃないと思っています。狭い道では速度を落とさないといけないし、歩行者や自転車の動きを観察し、場合によっては横断をさせるために止まったりしないといけません。混んでいる駐車場で車を停めるもの大変です。誘導員の指示を認識し、歩行者に気を付けながら停めるスペースを探し、空いていない時には発進しそうな車がいないか物色したりすることは機械じゃ無理な気がします。
運転するなら電車の方がはるかに楽ちんではないかと思います。動かすルートが決まっている点が大きいです。さらに言うなら踏切の無い、モノレールだと最高です。ディズニーリゾートを周回しているモノレールだと駅のホームに転落防止用の柵があるので線路上に人が落ちる可能性も低いでしょう。今の技術でも十分無人運転が可能な気がします。
接客サービスの分野では無人化が進んでいくのは確実でしょう。
私がたまに行く「かっ○寿司」ではテーブルに置いてある端末を叩いてトロとかイクラとかを注文すると模型の新幹線がテーブルまで届けてくれます。これを初めて見たときには感激しました。ワサビ抜きなどややこしい注文をいちいち口頭で伝える煩わしさから解放されてとても便利に感じました。
ただ、全てが機械に置き代わるのは難しい気がします。機械が苦手な人もいるでしょう。異常時の処置や客の動作の監視のためにはやっぱり人が必要だと思います。
 
逆になくならない職業もあるはずです。
芸術性、創造性が求められるものや人との関わりが複雑なものがそうでしょう。
画家、音楽家、噺家、漫才師、スポーツ選手、学校の先生、政治家、弁護士など。
 
我々技術士の日々の仕事はどうでしょうか?私は「機械にできっこない!」と思っています。
ただ、今の日本は急激な超高齢化社会を迎えようとしています。それ故、省人のために人を支援する道具が必要になってくるのは避けられないと思います。そんな社会を実現するために必要な技術と関わっていくことが我々に求められているのかなと漠然と思いました。
以上