いよいよ今年もあと一ヶ月、12月に入り、街角にはイルミネーションの光が溢れています。
LEDで華やかに彩られた街路樹、この美しい光景こそ、青色LEDの開発によってもたらされた
LEDで華やかに彩られた街路樹、この美しい光景こそ、青色LEDの開発によってもたらされた
恩恵であると言えるでしょう。
青色LEDの実用化については、日本の赤崎教授、天野教授、中村教授がノーベル賞を受賞し、
来る12月10日にはストックホルムでノーベル賞の授賞式が行われます。
日本人技術者がノーベル賞を受賞するということは、とても誇らしいことです。
来る12月10日にはストックホルムでノーベル賞の授賞式が行われます。
日本人技術者がノーベル賞を受賞するということは、とても誇らしいことです。
この3名の中では、企業を相手に200億円の権利訴訟を起こし、技術者の正当な報酬の権利を主張
した中村氏が特に有名であり、今回のノーベル賞受賞の際もマスコミに大きく取り上げられています。
中村氏は、「ここまで自分を突き動かしてきたのは怒りだ」「技術者は企業の奴隷じゃない」等の発言
で注目を集めてきましたが、企業と従業員の関係を世に問いかけた中村氏の行動には一定の意味が
あったのではないかと感じました。そして、これを機に、日本の技術者を取り巻く環境や技術者の権利
あったのではないかと感じました。そして、これを機に、日本の技術者を取り巻く環境や技術者の権利
が注目され、技術者の待遇が改善されていけばと思います。
ただ、青色LEDを実現する上で、無数の致命的な課題を解決したのは、中村氏個人だけではなく、
その周囲にいた若いエンジニアたちであり、青色LEDの実用化は、開発環境、優れたスタッフの協力、
経営者の理解などがあったからこそ実現できたというのも事実ではないでしょうか。
お互いの権利を主張し合うばかりではなく、企業とその従業員とが、お互いを信頼し、尊重し、感謝しあえる
関係性を築き、維持して行くことが日本的企業のあり方として大切なのではないかと思います。