この前、ふいに大学の時に勉強したこのことを思い出し、子供(中学1年)に話をしました。
うさぎと亀の競走の話を知っている?亀って実は、最強なのだよ。亀は童話のとおり、さきに駆け出し、時間をおいてウサギが駆け出す。ウサギが亀の出発地点まで行く間に,時間が経っているから亀は少し前へ出るでしょ。前へ出た亀の位置まで行く間に,亀はさらにちょっと前へ出る。このままいけばいつまで経ってもそのまま。だから、ウサギはずっと亀を追い越せない。最強でしょう。
子供は、怪訝な顔をして他の部屋に行ってしまった。まだ、ちょっと早すぎたか。
皆さんはご存知のように前提条件によりこのようなことが起こる。正しくないのだがある条件下では正しく思えるので厄介である。短くなった距離とかかった時間を無限と考えるか、有限と考えるかによってこんなことになる。興味のある人は、ネットで詳しく論ぜられているものが沢山あるので調べてみては?
他にも似たようなものに 「飛んでいる矢は止まっている。」、「点は、面積を持たない」 などがあります。参考まで。 (ika)