こんにちは、takaです。
東京では、2/14~15は先週の大雪を超える記録的な大雪となりました。山梨など近隣では孤立した地域が出るなど大変な状態になっていますが、皆さんのところは大丈夫でしたか?
 
私にとっては、材料力学の重要性を思い直させられる出来事が起こってしまいました。
その出来事とは、大雪によりカーポートのメインの支柱がぽっきり折れてしまったことです。片持ち型のタイプ(L字をひっくり返したような形)で、屋根の上に積もった雪の重みがメインの支柱にすべて力がかかってしまい、破壊応力を超えてしまった模様です。
さて、問題です。この場合屋根の上の雪の重みを受けて曲げ応力がもっともかかるのはどこでしょう?、、、、、、
そうわかりますね、土台にいちばん近い辺りです。この部分で見事にポキリと折れてしまいました。
 
もう一点同じく思い起こされたのは、材料の影響です。今回折れた支柱はアルミでした。折れた場所以外はどこも曲がることもなく、折れた場所でポキリとなっていました。これが鉄製だったらもう少し全体が曲がって変形していたのかなと思います。
 
更に、周辺に何件かカーポートにダメージを受けている家を見かけますが、多くは別のタイプの壊れ方でした。メインの支柱が折れるのではなく、屋根の部分がそのまま下に落下するタイプでした。仮に想定を超えるような力がかかった場合にどのように壊れた方が良いのか、弱いところをどこにしておくのかも、設計時に考えておかなければならないということを改めて肝に銘じた出来事となりました。
 
さて、もう一度自分の設計見直そうかな。