こんにちは、Renです。

早いもので2月も半ば、私の職場では昨年入社した新人君たちが、
一年間の研修をまとめる論文と、研修発表の準備に追われています。

彼らの論文を見ると、自分のやったことについては詳しく語っている
ものの、「それやって何がウレシイの?」「それでナンボ儲かんの?」と
つい突っ込みを入れてしまいます。

かく云う私も、実はこの一年間、会社の中堅エンジニアの研修に参加し、
先日提言書をまとめて、報告会に出てきました。

そこで講師陣から突っ込まれたのも、「それで事業に貢献できるの?」
「その提言で本当に目標は達成できるの?」という点で、結局、研修生と
あまり変わらない実態を痛感いたしました。

まず、「あるべき姿」を明確にし、「現状」を徹底的に分析して、そこにある
差が「課題」であり、その課題を解決できる方策を考えて実行することが、
すなわち「仕事」です。

与えられているポジションにより、仕事の内容や責任の重さには違いが
ありますが、この考え方を間違うと・・
 ・「あるべき姿」に向かってではなく、「できること」のみで妥協してしまう
 ・「現状」に即していないので、改善が定着しないで空中分解する
 ・真の「課題」が見えていないので、効果的な対策が出てこない
という、時間と金と労力のムダに陥ってしまいます。

普段の業務の中でも、常に意識しなければならないのですが、ついつい
惰性やショートカットで「作業」をしてしまいます。
改めて研修の場で「仕事」の意義と進め方を知らされました。

 何のための「ものづくり」か。
 何のために働くのか。
 何のために生きるのか。

ハッキリと「あるべき姿」を見定め、今の自分の「現状」を知り、その差を
あせらずたゆまず、日々、縮めていくのが「仕事」であり、「人生」。

『研修生諸君!
今は小うるさいオッサンと思うかもしれないけれど、仕事のイロハを
徹底的に学ぶのは今だよ!』

・・と、ようやくイロハが身に染みてきたオッサンからの助言でした。