こんばんは、東京のフォレです。
2月8日は東京で45年ぶりの記録的大雪となりましたが、みなさんのところはどうでしたか?
私の家の付近では50cmの積雪で、今もかなりの雪が残っています。
昨年の成人式付近でも大雪がありましたが、毎度高速道路が通行止めとなり、首都圏交通網の脆弱さを感じます。
そんな中の建国記念日、通行止め解除を待ち、野辺山高原にあるスキー場に行ってきました。今回はレジャーの風景に溶け込んでいる技術の結晶のお話です。
野辺山高原は八ヶ岳東麓にあり、八王子から2時間弱というアクセスの良さで、標高1350mの寒冷地でありながら普段は積雪の少ない地域です。冬は日中も氷点下となり、雪が降ると溶けず凍らないため、今回のような大雪の後は特に良質なゲレンデになります。
ゲレンデに向かっていると必ず目に入ってくるものがあります。ほんと、「なんだこれは?」という大きさです。国立天文台野辺山の45m電波望遠鏡です。
この電波望遠鏡は「ミリ波」を測定できるものでは世界最大の口径とのことです。姿勢変化での自重による放物面誤差をホロモガス(相似的)変形法を利用して精度を保つ設計や、アンテナ背面への日射による熱変形抑制のため温度差を0.4度以内に保つなど、システムの説明を読めば読むほど、技術の結晶であることが分かります。
そんな巨大パラボラアンテナが野辺山高原の真ん中にドーンと鎮座しているため、どこからでも見えます。
ゲレンデに来ている子供達(特に我が子)が「なんだこれは?」と興味を持って、科学技術の世界に進んでくれることを期待して、毎年来たいと思います。
まだ見たことのない方は是非一度行ってみてください。ほんと、ワクワクしますよ。
