新年あけましておめでとうございます。
仕事始めの1月6日の新幹線の移動時間を利用して、このブログ記事を書く予定にしていましたが、新幹線の自由席は通路までいっぱいでなかなか座ることができず、あきらめてホテルで書いています。
新年の豊富としては、昨年50歳の記念にはじめた四国八十八箇所 歩き遍路を数年内に完結して、高野山にお参りすることです。
そもそも歩き遍路の動機は、定年後に歩くのではなく現役時代に八十八箇所を歩いたら何かが変わり、その先の人生に変化がおこるのではないかと期待を込めたからです。
そもそも歩き遍路の動機は、定年後に歩くのではなく現役時代に八十八箇所を歩いたら何かが変わり、その先の人生に変化がおこるのではないかと期待を込めたからです。
まずは格好からということで、50にして生涯最も短い1枚刈りに挑戦しました。
(実は60で剃髪してもいいかもしれないという余地を残しています)
さすがに1枚刈りまでいくと頭が青くなるので、遍路を始めるまでの数回、日焼けマシーンに入ることに・・
さすがに1枚刈りまでいくと頭が青くなるので、遍路を始めるまでの数回、日焼けマシーンに入ることに・・
スタートは徳島の1番寺「霊山寺」で、この寺で和袈裟、白上着、経本を購入します。
じつは独立してから遍路を始めるまで四国での仕事は全くなかったのですが、歩き遍路を始めたとたんに香川と愛媛で仕事が入り、何かのご縁を感じた次第です。
普段、出張で地方に行くと観光で2~3時間歩くことは平気だったので、歩き遍路も楽しんで歩けるだろうと高を括っていました。
ところが歩き出すと、特に観光する場所も少なく、ひたすら次の寺を目指して黙々と歩くだけで早朝から夕方まで時間を使い、だんだん「何のため歩いているんだろう?」という気分になります。
時には1日10時間歩いてやっと一ヶ寺や、まだ経験していませんが1日歩いても次の寺に到達できないところもあります。
ところが歩き出すと、特に観光する場所も少なく、ひたすら次の寺を目指して黙々と歩くだけで早朝から夕方まで時間を使い、だんだん「何のため歩いているんだろう?」という気分になります。
時には1日10時間歩いてやっと一ヶ寺や、まだ経験していませんが1日歩いても次の寺に到達できないところもあります。
行く先々の寺では本堂と弘法大師堂との2箇所にお参りし、どちらも般若心経を声を出して唱え、最後に御朱印帳に記入してもらいます。
般若心経も、最初は恥ずかしくて小さな声で唱えていましたが、慣れてくるとへたくそでも大きな声で唱えられるようになります。
般若心経も、最初は恥ずかしくて小さな声で唱えていましたが、慣れてくるとへたくそでも大きな声で唱えられるようになります。
今ではお坊さんのような、鼻にかけたような声でそれらしく唱えられるようになったことに自分でも驚きです。
宿泊は寺にある宿坊や安価な民宿に泊まるのですが、そこでは何度も遍路を経験しているベテランさんたちからの話が聞けて、人とのふれあいを楽しむことができます。
冬に歩くと寒さとの闘い、夏に歩くと熱中症との闘いで、時には土砂降りの中を合羽を着て歩きます。
歩き遍路で厳しいのが、アップダウンの激しい山道は体力的なダメージと野生動物などに襲われるかもしれないという恐怖です。
逆に平坦な幹線道路は景色など楽しみがなく、すぐ横を車が通り過ぎるため排気ガスと事故の恐怖です。
歩き遍路で厳しいのが、アップダウンの激しい山道は体力的なダメージと野生動物などに襲われるかもしれないという恐怖です。
逆に平坦な幹線道路は景色など楽しみがなく、すぐ横を車が通り過ぎるため排気ガスと事故の恐怖です。
特に山道では、自分で掛け声をかけながら歩かないと前に進まないので、「いちにっ、いちにっ」という感じで最初は歩きましたが、どうにも違和感があります。
そこで、「南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)」という一番短いお経を延々と繰り返し唱えながら歩くとしっくりくるのです。
山道では所々に「同行二人(どうぎょうににん)=いつも弘法大師様が一緒に巡礼しているという意味」と書かれた手作りの札が掛けられており、勇気をもらいます。
そこで、「南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)」という一番短いお経を延々と繰り返し唱えながら歩くとしっくりくるのです。
山道では所々に「同行二人(どうぎょうににん)=いつも弘法大師様が一緒に巡礼しているという意味」と書かれた手作りの札が掛けられており、勇気をもらいます。
時々ですが、お接待といってお菓子やお茶、食事を無料で受けると地元の人の温かさを感じることになります。
まだ合計21ヶ寺しかお参りできていないので、まだまだ先は長いですが、八十八箇所をo終える頃には一回り大きな自分がいると確信しています。
バスや車、自転車でも回れますが、歩いてこそナンボだと思います。
じじくさい趣味といわず、皆さんも、足腰が元気な若いうちにぜひお参りしてみてください。
