こんにちは。47歳のきいこうなです。愛知の会社で自社用の専用機設計・開発に携わっています。
今回が3回目の投稿になります。宜しくお付き合い下さい。
昔、高校生だった頃、「文系か理系か」と問われ、迷わず「理系」を選択しました。国語や世界史など文系の教科も好きでしたが何といっても「理系の仕事を志すのは男子の本懐」という、若者にありがちな一人よがりの考えをもとに決めました。
その後、当然のように大学は工学部を志望して入学しました。学生の時は文系と理系の格差が激しく、こちらは実験だとかレポート提出とかに追われている時に経済学部の者はバイトや合コンに精を出す毎日で、心が折れそうになることもしばしばありました。しかし、そんな時でも「オレ達が社会に出て良い物を作ることで世の中は発展していくんだ。物を右から左へ流すことだけで利を得ようとするのは卑しい仕事だ」という自負を持ち、勉強しました。でもどうやらその自負は誤っていたようです。
今、半沢直樹を読んでいます。金勘定しかできないと思っていた銀行員が町工場の与信判断(融資する価値があるかどうかの判断)をする時に技術力も判断材料にしているということに衝撃を受けました。また、金融業がものづくりの現場を支えているということを改めて認識しました。
文系の仕事も決して侮れないと思いました。
この世の職業に貴賎の上下なんてありません。
世の中の人々に感謝しつつ、技術者として自分の役割を果たしていこうと思っている今日この頃です。
以上