IKAです。
少し、堅いお話ですがお付き合いください。
1.はじめに
現在、公益法人日本技術士会中国本部機械部会幹事と任意団体岡山県技術士会理事を仰せつかっております。日本技術士会役員会において正式に公益法人岡山県技術士会が承認されました。それまでの変遷について記載します。
2.公益法人とは? -公益法人白書(公益法人に関する年次報告)から- 言葉の説明
(公益法人の定義)
公益法人とは、一般に民法第34条に基づいて設立される社団法人又は財団法人をさし、その設立には、
①公益に関する事業を行うこと 積極的に不特定多数の者の利益を実現することを目的して事業を行うことという意味です。平成8年9月20日に閣議決定では、同窓会・同好会・互助会・後援会等は、公益法人として適当でないとされています。
②営利を目的としないこと 役職員、会員、寄付者等公益法人関係者に利益を分配したり、財産を還元することを主たる目的とする事業を行わない、ということです。
③主務官庁の許可を得ることが必要 設立に当たって、その法人の目的に関連する事務を所掌している官庁の許可を得る必要がある、ということです。
3.設立の経緯と目的(中国本部HP一部抜粋)
日本技術士会は、これまで会員の資質向上と会員相互の交流・親睦を中心に活動してきた。しかし、本会が公益社団法人となった今、本来の目的である技術士の社会的地位の向上及び社会への貢献の活動にウエイトをシフトすることが求められている。
また、技術士及び本会の知名度向上のためには、地域本部事務局の所在地のみならず各県の身近な所での多様な技術的支援・社会貢献活動などを通して、広く社会に技術士及び本会の存在意義を示していくことが必要である。さらに、会員拡大は長年の課題であり、それには全国各地に所在する会員の活性化並びに未入会技術士への啓発のため、それぞれの身近な地域でのCPD活動などにより、本会の魅力を幅広くアピールすることが重要と思われる。
このような地域に密着した活動は、これまで、本会会員と未入会技術士により構成された任意団体である岡山県技術士会が担ってきたが、公益社団法人としての社会的信用度をバックに、より徹底した活動を可能にするため、中国本部と岡山県技術士会が協議を重ね、岡山県技術士会を発展的に解散し、新たに岡山県支部を設置する方向となった。
4.スケジュール(岡山県技術士会HP一部抜粋)
2011年末頃 中国本部の役員会で岡山県技術士会の公益法人化の話が出始めたと聞きます。ただし、まだそのような道がある程度のようでした。
2012/06/30(公社)岡山県支部設置に関する意向調査を踏まえて、総会やその後の役員会議でも前向きの取り組んで行くことが決議された。
2012/08/25(土) 役員理事会を開催し、県支部移行の協議をした。
2012/11/09(金) (公益)県支部移行に向けての役員理事会を行った。
2012/12/15(土) 本会解散と財産処分に伴う規約改正を審議する臨時総会が開催され、規約改正が可決した。
2013/03/08(土) 岡山県支部設立に向けて役員理事会を行った。
2013/05/11(土) (公益)県支部県支部設立記念行事と合同セミナーに向けて役員理事会を行った。
2013/06/01(土) H25通常定期総会と(公益)県支部県支部設立記念行事に向けて役員理事会を行った。
2013/07/27(予定) 公益社団法人日本技術士会中国本部岡山県支部の設立に際して、記念講演会・設立記念式典・祝賀会を開催する。
5.感想
後1ケ月で任意団体岡山県技術士会は解散し、公益法人日本技術士会中国本部岡山県技術士会に移行するにおいて感慨ひとしおです。私自身はその中で大きな役割を担ったわけではありませんが、その歴史の中にいてとても勉強になりました。
以上