イメージ 1
機械部門の技術士です。現在、東南アジアの拠点構築で出張中です。 毎日、暑いですが建物のなかは、エアコンの効きすぎで鼻風邪を引きやすい状況です。街のなかは、車の渋滞が、激しく、移動時間は、歩くほうが早いときが多いほど、車で溢れています。排気ガスで、大気汚染が進行しているかもしれません。
東南アジアは、今や経済成長が目覚ましく、人口増加も著しい状況です。人種は、中国人、インドネシア人、インド人、イスラム系と、多民族で構成されています。言語は、やはり英語が、公用語になり、コミュニケーションは英語でとることが中心です。

TPPや円高を背景に、日本のものづくりの拠点が拡大する中、機械技術者は、工場の生産設備の設計や、試験調整で、現地対応も増えてくると、思います。
輸出材料や、部品についての輸出手続きや関連法律の知識が必要です。また、不具合対応に備えて、現地の加工技術のレベルも知って置くことも望ましいでしょう。

東南アジアの経済レベルは、今後10年で向上して日本に近づくことになることは間違いないでしょう。しかし、ものづくりのレベルは、ギャップが残ると考えています。最新の技術を使用しているが、オリジナルの開発が、まだあまり出来ない状況が残ると思うからです。何故ならば、日本人の技能者が伝承してきたきめ細かい技能を育成するシステムが、まだできていないと思うからです。
最新の技術を学び、自分のものにするには、自己研鑽が必要です。今後、日本の技術者としては、東南アジアの技術者を育成するシステムを作り、レベルアップをリードし、日本との技術での共存共栄を図れる一員となれたらと思います。勿論技術流出を、食い止める仕組みは必要です。いずれにしても、自分自身のレベルアップをして行かねばなりません。また、技術士活動で、講演、執筆などでアピールして行く事も、一歩となると思います。出来る事から始めましょう。