20年ほど同じ会社で仕事をしてますと、少なからず世代ギャップを感じます。
最近、とても大きなギャップがあることに気づきました。
それは、電話です。
20年前、メールが社用として普及し始めた頃、メールを送信後すぐに先方に電話をかける上司が近くに何人もいました。「いまメールしたんですけどね。届いてますか?あ、良かったです。ちゃんと伝わりますかね~。また、お返事おねがいしますわ。」など、どこでも見られた光景でした。
いま、若手に「あの仕事どうなってる?確認してな。」と尋ねると、「確認してるんですけどメール返信が無いんです。」と返ってきます。さらに「電話をかけて、どうなってるかすぐ確認して」ともう一度言うと、「電話するのが怖いんです。誰が出るか判らないので。」とのこと。
仕事上必要であれば、好き嫌い(怖い・怖くない)を問わず、やらなきゃいけないことのひとつが電話だと思っていましたので、電話をかけることを避けても問題ないという世代になっていたことがとても衝撃的でした。
◎電話は、双方向通信できるだけでなく、ノンバーバル・コミュニケーションできる有効な手段のひとつ。
◎メールなど、文字情報だけでは7%しか相手に伝わらない。(マレービアンの実験)
という背景を伝えながら、半ば強制的に電話をかけてもらう練習をしています。
◎メールなど、文字情報だけでは7%しか相手に伝わらない。(マレービアンの実験)
という背景を伝えながら、半ば強制的に電話をかけてもらう練習をしています。
これを踏まえ、技術士である私たちは、この7%しか伝わらない文章でも相手に伝えることができるスキルを身につけ、さらに日々研鑽を続けている、ということに気づかされました。