NECは、工場や市場などうるさい場所でも正確に話し手の言葉を認識できる国内初の機器「ボイスドゥ」を今月下旬に売り出す. 商品発注や在庫確認などでの利用を想定しており、商品名など事前に登録しておいた単語や数字なら、ほぼ100%判別できるという. 口元と耳元の2カ所にマイクがある独自の無線イヤホンを使用. イヤホンで拾った音をパソコンか専用端末で分析し、文字にする. 口元のマイクが捉えた音には話し手の声と周りの騒音が混じっているが、そこから耳元のマイクが捉えた騒音を「引き算」することで、声だけを取り出す. 音声を認識する装置はほかにもあるが、近くの人との会話さえ聞き取りにくい70~80デシベルの騒音の中でも95~99%の確率で音声を認識できるのが売り. 同様の商品が実用化されるのは初めてという. イヤホンと端末のセットで税別54万円. サケの遡上(そじょう)が毎年確認されている川として、国内南限域とされる佐賀県唐津市の玉島川近くの養魚場で、サケの稚魚がスクスクと育ち、放流の日を待っている. 昨年末に孵化(ふか)した約2万7千匹は体長約5センチ. 3月上旬には地元小学生らの手で放流される. 孵化させた稚魚の放流は玉島川漁協が1999年から取り組んでおり、順調に育てば4、5年後に川に戻るという.