総合評価入札方式が主流となりつつある今の時代に、厳しい競争を勝ち抜くためには「技術提案」「創意工夫」「施工計画」「NETIS」といった、さまざまなキーワードに対して敏感に対応していくことが重要です。
- 技術提案
- 技術提案は発注者の意図を正確に捉えた具体的な提案内容でなければいけません。技術提案に安定した新技術を導入して総合評価入札で加点を狙いましょう。仙台銘板はそのために必要な新技術、新商品をご紹介致します。
- 創意工夫
- 創意工夫が昨今の建設業界に求められています。総合評価入札でも創意工夫を凝らした技術提案書で臨まないとなかなか落札に近づけないのが現状です。仙台銘板は提案に有利な新技術や新商品をご提供致します。
- 施行計画
- 施工計画は企業選定の基礎となる重要な技術文書です。仙台銘板はお客様の情報化施工をサポートするために、施工計画の作成に必要となる最新技術や新商品をご提供致します。安全対策もお任せください。
- NETIS
- NETISは建設工事における様々な課題や問題を改善する新技術の情報を共有する画期的なシステムです。総合評価入札で洗練された技術提案書を提示するための新技術や新システムです。
技術提案とは、将来の維持管理費を含めた総合的なコスト(ライフサイクルコスト)の縮減、工事目的物の性能・機能の向上、環境の維持や交通の確保といった社会的要請の高い事項に対し、企業の優れた技術力を活用して公共工事の価値をより高めることを目的として、総合評価入札で入札前に提示・提案する簡易的な施工計画のことです。
一般的には、共通仕様書や工事ごとの特記仕様書に定められた品質、数量、仕上げの程度、施工方法といった、工事を施工する上で必要な技術的要求、工事内容をどのような技術や工夫を用いて実現するかを示すためのものです。
国が発注する工事においては、ネティスに登録された技術や商品を技術提案に盛り込むことで、一定の評価点を得られることが定められていますが、その技術の大半は特定の工種に限定されたものであるため、例えば河川工事にNETIS登録の舗装技術を用いようとしても、技術的評価は得られません。
しかし、現場ロイドサービスは、進捗管理や安全の確保、計測データの記録や確実性の向上といった、工種を問わない汎用的な技術商品であるため、あらゆる工事で導入を提案することができます。
入札に参加するたびに技術提案に盛り込めるため、一度でも技術提案の書き方で勝ち方・勝ちパターンをつかめば、今後すべての入札を有利に進められる可能性があります。
総合評価落札方式とは、公共工事の品質確保を図るため、発注者が入札競争参加者の技術的能力の審査を適切に行い、品質の向上に係る技術提案を求め、入札価格に加えて技術提案の優劣を総合的に評価して落札者を決定する入札方式のことです。総合評価方式、また、単に総合評価ともいいます。
総合評価は、平成17年(2005年)4月の「公共工事の品質確保の促進に関する法律(品確法)」の施行を受けて、国が発注する大規模工事を中心に導入が始まり、平成24年度(2012年度)からは、国が発注するすべての工事において導入される見通しとなっています。
従来の競争入札では、最低入札価格を下回らない限りにおいて、もっとも安い価格を提示した業者が落札していましたが、総合評価では技術力等の評価次第で、二番札以降を投じた業者が落札者となる、いわゆる「逆転現象」が発生します。
すなわち、価格競争という業界の疲弊体質からいち早く脱却し、適正な価格と高い技術力を提示できる企業が、総合評価による新たな競争を勝ち抜いていくことになります。
創意工夫とは、建設工事の施工においては、生産性の向上、環境対策、安全対策等を目的として、新たな工夫や技術開発を図ることです。
時代の流れを受け、各種社会制約が増大する中、国では技術力に優れた企業が伸びる環境づくりや民間分野での新技術開発に向けた取り組みの促進などを進めており、建設工事における創意工夫は、工事成績評定において加点を得られる項目として設定されています。
建設工事は通常、共通仕様書や落札時に提出する施工計画書に基づいて進められますが、それらの内容以上に成果の上がった取り組み事例は「創意工夫」として認められ、次回の総合評価入札で有利になる加点を得ることができます。
創意工夫の評価ポイントは「従来工法の問題点」「工夫・改善点」「工費や工期といった数値の改善効果」といった評価項目が明確になっているかどうかにあります。
各種安全対策
現場に安全対策を施すことは基本ですが、そこにどのような視点で創意性を見出すかが評価のポイントになります。
自然環境への配慮
建設現場に求められる環境対策といえば、やはり二酸化炭素排出の抑制と廃棄物の削減です。これらに寄与する商品をご紹介いたします。
緊急時の事前準備
事故は起きないに越したことはありませんが、万一の緊急時に、どれだけ事前準備ができているかも、評価の大きなポイントになると考えられます。
イメージアップ
安全・環境対策の万全さをPRすることが、イメージアップの最大のポイントですが、現場をどう見せるかという視覚的な工夫も、ひとつのポイントといえるでしょう。
現場環境の改善
安全・環境への配慮やイメージアップなど、外部に向けた改善策のみならず、内部的な環境改善もまた、創意工夫の重要なポイントになります。
NETIS運用開始以降、公共工事の設計者(コンサルタント)や施工者は、NETIS登録技術を活用することで様々な恩恵を受けられるため、工事に活用できそうな新技術を積極的に調査・提案しています。
新技術をNETIS登録すると、最長10年間NETISデータベース上に公開されるため、公共工事で活用される機会が飛躍的に拡大します。
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クェスタは東京ビッグサイトで2日まで開催されていた展示会「IT pro EXPO 2015」にて、スマートフォン遠隔放送システム「スマ放」のデモ展示を行った。
2011年3月11日の東日本大震災では、南三陸町の女性職員が津波が押し寄せる直前まで防災対策庁舎に残り、避難誘導放送を行ったために、命を落としてしまった。このことを契機に、防災行政無線や避難誘導放送の運用方法の課題が明らかになり、再発防止のためにさまざまなメーカーが、遠隔地からでも避難誘導放送が行えるシステムを世に出している。
「スマ放」もそうした経緯で着想されたシステムの1つで、「ステーション」と名付けられた現地に設置するユニット部と、マイク&コントローラ代わりになる専用アプリをインストールしたスマートフォンで構成されている。
ステーションは、ソーラーパネルとスピーカー、カメラ(スマートフォンのインサイドカメラを使用)が搭載されており、運用時には、専用アプリをインストールしたスマホから、ステーションのスピーカーに対して音声を送ったり、ステーションに搭載されたカメラの映像の確認するといった機能を有する。
例えば、避難誘導放送を行いたい時には、アプリを起動させた手元のスマホ端末をマイクのように使い、伝えるべき内容をしゃべるだけ。アプリから、サイレンやチャイムを鳴らしたり、オリジナル音源などを事前に登録して、流すこともできる。
また、「ステーション」にはカメラが搭載されているので、現地の様子を映像で確認することもでき、侵入者や不審者が確認した場合には、マイクを使って警告や注意を行うといった利用法も可能。それ以外にも、台風や大雨の際に、遠隔地から現場の様子を確認するといった使い方もアリだ。
想定する利用シーンとしては、主に工事現場や建設現場など。地震などの災害発生時や何らかの事故発生時に作業員の避難誘導に使ったり、遠隔地から現場に対して日常の作業指示をしたりすることができる。
NETIS(新技術情報提供システム)とは、民間企業等により開発された新技術に係る情報を、共有及び提供するためのデータベースであり、国土交通省によって運営されている。(New Technology Information System)の頭文字を取り、ネティスと呼称されている。
価格と技術提案の優劣を数値化して落札者を判定する「総合評価落札方式」において、請負者がNETIS登録技術を採用した技術提案を行うことで、技術評価点の向上が見込めます。