創意工夫とは、建設工事の施工においては、生産性の向上、環境対策、安全対策等を目的として、新たな工夫や技術開発を図ることです。
時代の流れを受け、各種社会制約が増大する中、国では技術力に優れた企業が伸びる環境づくりや民間分野での新技術開発に向けた取り組みの促進などを進めており、建設工事における創意工夫は、工事成績評定において加点を得られる項目として設定されています。
建設工事は通常、共通仕様書や落札時に提出する施工計画書に基づいて進められますが、それらの内容以上に成果の上がった取り組み事例は「創意工夫」として認められ、次回の総合評価入札で有利になる加点を得ることができます。
創意工夫の評価ポイントは「従来工法の問題点」「工夫・改善点」「工費や工期といった数値の改善効果」といった評価項目が明確になっているかどうかにあります。