闘病記② 早朝の電話で飛び起きてクリニックへ | 心のコンパスがさししめす まだ知らないどこかへ                 ~2度目の帯同はUSAからスライド ハードな国へ~

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旅の計画も旅も好き♪地のものを食べ歩くのも大好き♪
非日常のモノ・コト・体験&経験をしつつも
『懐に優しく上質でリュクスな旅』実現のため知恵を絞る日々と旅の記憶を気ままに綴る私の軌跡!

HGVCとJGCにSFC,時にはFクラス・LCCも活用しメリハリ旅を目指してます!


血液検査の翌日も薬のために起き上がるけれど当然食事は喉を通らない。

ゼリー状の飲み物でさえ、吐き気とだるさ・背面痛が酷くいちどに全部飲めない状態。

薬を飲むために頑張って口に入れる。


原因が分からないのって凄く不安で、もしもインフルエンザならいろいろと予定を変更しなきゃならないし・・・とか考えると早く結果を聞きに行きたかったけれど、クリニックが開くまではまだ時間があったので薬を飲んだあと横になっていたら、携帯に見知らぬ番号から着信。


こんなに早くから何?

何かの勧誘とかだったら応対するのも辛いんだけどなぁ、と思いながら電話を取ると・・・かかりつけ医からの電話。


一気に目が冴え飛び起きました。

だって、ドクターから直接電話ですよ!

これはただ事じゃないのかも?結構ヤバいの?と。


ドクター『今からすぐ来て!

      処方してる薬はまだ朝の分飲んでないよね?』


私    『もう飲みました。』


ドクター『えっ・・・?飲んじゃったの? じゃぁ、もう一切飲まないで!』

     『あとで説明するけど、緊急連絡が入って肝機能の数値が異常なんだよね。

      通常の・・・100倍くらいかな?』


私    『はぁっ・・・?』


この時点で軽くパニックです・・・。

と言うのも、知識不足の私が肝臓と言われ咄嗟に思い浮んだのはB型とか薬害肝炎訴訟のC型肝炎くらい。

身に覚えがないのにどこで???なんで???と。

何にせよ肝炎だったら劇症とか慢性とかあるし、肝臓は進行するとかなりの確率で肝臓がんになるんじゃなかったっけ?

もう何年前かわからない学生時代の講義の記憶を思い起こしてみるけど、悲しいかな不真面目な学生だったので確信が持てる記憶が掘り起こせない。

この時代で良かった!とばかりに、とりあえずググったところ肝炎にも色々な種類があるよう。


不安がってもどうにもならないので、ドクターの仰る通りすぐに着替えてとりあえずクリニックへ向かいました。


クリニックに着くと既に患者さんが何人もいるのにすぐ診察室に入るように言われ、更に不安が増す私。


到着後すぐに説明されたのは・・・
・肝機能を表すGOTとGPTが異常で正常値の100倍以上あり、ほぼ急性肝炎で間違いない

・即緊急入院する数値だけどどうする?と( → 選択の余地があるの???と思ったけれど汗)

・今日再度血液検査をして、結果が更に悪くなっている場合は絶対に即入院!

(数日間薬を服用していたことで薬の影響が考えられるため、服用中止で数値が右肩下がりになるなら自宅療養でも対応可と言う話でした。)
・日本人の急性肝炎はほぼウイルス感染により発症すること
・輸血や不特定多数との性交渉で感染するのはB型とC型で、身に覚えがないならA型の可能性が高いこと

・初期の対応が悪いと慢性肝炎・劇症肝炎などのリスクが僅かだがある
などなどを告げられました。


とりあえず、肝機能値の再確認と肝炎ウイルスの型を調べるために採血。
そして、肝臓が腫れていないか確認するために触診と腹部エコー検査。


肝臓にはすぐに判る程の腫れがあり、よく見ると黄疸も出てるね、って。

これには思わず、『最初から触診してたら先週の時点で腫れは判ったでしょぉ~?』と、キレそうになりましたよプンプン



幸いなことに肝臓は自己修復機能に優れており、ダメージを受けても基本的には栄養を摂ってひたすら横になり安静にしていれば回復するのだそうです。
A型肝炎の場合であれば、治療法も基本的には寝ていることしかないのだそう。

ということであれば、せめて型が判明するまでは家に居たい!

だって、入院するにしても今すぐだと紹介状を持って大きな病院へ行き再検査して入院。

正直、結構疲れる。。。

更に、その前には数日後の荷物出しやら会社の様々な部署への連絡やらキャンセル・変更を病院で連絡せねばならなくなる。

そんなにいろいろ荷物持って行けないし、犬の面倒を誰に頼むか?もしくはホテルを探すか?って事も決めなきゃいけないし、渡航前の会社の健康診断なんかも予約しちゃってるじゃない!


安静ってものを軽く考えていた私は状況を伝えると、『であれば、型が判明するまで数日かかるのでひとまずはトイレと食事以外とにかく常に横になって自宅で安静にしているように。』と。


えっ?

トイレと食事以外横になってろ?

犬居るって言いましたよね?

ひとりって言いましたよね?


そういうわけでね、ひとり暮らしや具合の悪い人の面倒を割と長期で看たことがある方(看てもらうだけで家の事を一切しないタイプの方には察しがつかないことなのか?)は既にお分かりかと思いますが、数日ならともかく絶対安静と言う状況下ではこの選択が特に母に負担を背負わせることとなり、後に大失敗だったと思う事になるわけですが、この時はとにかく入院とかそのためにに動くことも辛かったから、これはこれで私としては仕方なかったんですよね~。


あと、肝臓や胆道の異常を示すγ-GTPの値もかなり高く(お酒は殆ど飲みません)ショックを受けました。

これについては
「肝炎の影響でしょう。肝機能が良くなればこちらも下がってくると思います。」とのこと。
念のため、肝蔵の働きを促す効果があるウルソという薬を処方され、暫く飲むように言われました。


検査結果は2日後になるとのことだったので、まずは引っ越し業者の担当者と関連会社の引っ越し担当、そして夫の勤務先の人事と健保にそれぞれ事情を報告

(全く社内の連携が取れてないので全てにこちらから連絡を入れないといけない企業なんですよね・・・、連絡し忘れたエアを手配する担当者からは、チケットについて後日ペンディングにしていた件で連絡がありました。人事ってリスケになったら普通連絡するよな!?)。


それにしても、絶対安静と言われながらも簡単な家事にはOKが出て、症状もかなり消え数値だいぶが良くなってきた今だからこんなこと冷静に書けるわけですが、今まで数えきれないくらい血液検査を受けて来てこんな事態になったのは初めてだったので、その後の方向性が全くヨメなかったこの段階ではかなりショックを受けて凹みました。

そして、処方されて数日間無駄に飲み続けてしまった薬で更に肝臓に負担がかかり悪化した可能性を言われ、更にショックを受けたわけです。



※最初の肝機能値
・GOT:3,740(基準値10~30)
・GPT:3,503(基準値5~30)
・γ-GTP:1,077(基準値0~70)


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