「ええーーっ、チャンミンっ!?どうして?」
とか驚きながらも、麻衣は赤い頬を両手で覆いながら
「あ、よかったらここ、どうぞ」
ひとり座っていたのを横へとずれ、チャンミンが座れるスペースを作り出す
え?やだやだ、そんなのっー
麻衣の隣とかダメっ!!
私はすっくと立ちあがると
「座るんだったら、こっちにして!」
そういってチャンミンの後ろから麻衣の隣へと回り込み
座ろうと足を出した瞬間
むんずっ、とチャンミンに腕を掴まれた
「誰が座ると?・・・見れば料理もほぼ食べ終わっているようですし、この人は帰ってもいいですよね?」
キャーーーッ
私、チャンミンに連れ帰られちゃうのぉ~~~?
嬉しすぎるっ
「え?この人って、美貴のこと?」
問いかける麻衣には答えもせず
チャンミンは私の方を向くと
「さ、早く自分の分のお金を払って」
そう促した
私は慌てて財布を取り出し
テーブルの上に千円札を3枚出して置くと
「とりあえずこれで。足りなかったらあとで請求して?」
麻衣に向かってそう言った
「もし足りなかっら、僕が出しておきます」
高柳くんっ?
「あ、ありがと・・ じゃあその時は後で請求ー」
「じゃあこれで!」
チャンミンが自分の財布から1万円札を取り出し
さっき私が置いたテーブルの上のお札をかわりに引き取ると
財布の中にしまった
「これだけあれば、足りるでしょう?
ほら、行きますよ」
「あ、うん・・」
やばいっ・・・
かっこいい、かっこいい、かっこいいーーー!!!
「待って!ねぇチャンミンっ、どうして?」
去りかける私たちを麻衣が呼び止めた
「ともだちだからってこんな・・・ まさかとは思うけど、もしかしてふたりって・・」
私の腕を引っ張って歩いていたチャンミンが
くるっと振り返ると
「それをあなたに言う必要が?」
と言いながら、冷たい視線で麻衣を見下ろし
「・・・ ご想像にお任せします」
って、今度はにこっと笑った
笑わないで、笑わないで、笑わないでーーーっ
引っ張られていたはずの腕を
いつの間にか私が引っ張って歩いていた
「あー、お腹すいた。大将!いつものラーメンにギョーザ、あと、チャーハンお願いします」
「あいよっ」
居酒屋ぴょん吉を出ると
すぐ近くにあったラーメン屋さんへと入り
カウンターに並んで座らせられ
注文をすませ、おしぼりで手を拭いている
いつもの、って言ってた
ここ、よく来るんだ?
なんて新たな発見に喜びながら
店の中を見渡す
お客さんに若い女の子たちの姿はなく
ちょっと安心
早速運ばれてきたラーメンを、いただきま~す、と言って食べ始める彼に
「あんなのずるいから、しない方がいいと思う!」
私は口をとがらせて言った
「・・・ あんなのって?」
ズズーッとラーメンをすすりながら聞かれる
「あんなっ・・ かっこよく睨んでから、にこっと笑うなんて
もうね、された方はね、ずっきゅーーんって心臓撃ち抜かれてー」
ズズズズ~~ッ・・
「好きになって大変なんだからねっ!!!」
「・・・・・・・」
ラーメンを頬張ったまま
箸をとめ
顔をちょっとだけこっちに向け
目線がー
一瞬だけ止まって
ズズズズ~~ッ
また食べ始めた
もうもうっ
ぜんっぜんわかってないっ!!!
自分がどれだけかっこいいか、ってわかってないんだからっ、もうっ!!
「あのね、チャンミンっー」
「それより、おともだちってなに?」
「へっ・・?」
「美貴がそう言ったの?」
「私が言ったわけじゃないけど・・。」
しゅん・・
さっきまでの勢いはどこへやら
若干チャンミンの方へと乗り出し気味だった身を、ひっこめ
カウンターの下へと視線を馳せる
「今日、お昼にチャンミンがきたから・・ どうなの?ってなって・・」
「どうなの?」
「へ?」
どうなの?って、あなたが聞きますかっ!?
「ふぅ~ん・・ それでおともだちですか」
パクッとギョーザを頬張るチャンミン
「えええっ!?ギョーザっ!?」
驚いて声を張り上げた私に
「なに?食べたいんですか?」
どうぞ、とばかりにお皿をこっちへと差し出してくれた
「い、いや・・ ギョーザはちょっと・・・」
「え?きらい?」
「・・だって・・ニンニク、入ってるんじゃ?食べちゃったらー」
「・・・・・・・・・・・」
「お姉さん、それ、ニンニク抜きのやつだから、安心して^^」
カウンター越しに大将の声が飛んできた
ギャーギャーギャーっ!!
「・・恥ずかしい・・////」
「そうですよ。それに、僕たちはおともだちなんでしょ?そんな心配する必要ないのにね~」
「えっ・・・」
おともだち・・・
「あ、ハハ・・ そうか・・そうだった・・」
やっぱり・・
おともだちなんだ・・?
あ~ちょっとうぬぼれちゃってた
「まぁ、今度?そのうち?・・・ ちゃんと言いますから。待っててください」
・・・・・え?
「え?今っ、なんてっ?」
「大将!お勘定、お願いします」
「あいよっ、いつもありがとねー」
・・・・・。
なになに?
大事なこと、だったよね?
今の・・・・
私はチャンミンのあとに続いて店を出た
トコトコトコッ・・て
入ってきた時より
足取り軽く
「さて、・・ 送って行きましょうか?」
外の空気を感じながら
チャンミンが長い身体を折るように前に曲げると
私の顔を覗き込んだ
「あの・・。待ってたら・・ううん、待っていてもいいの?」
かっこよくって優しい瞳に
つい、聞きたくなってしまった
「・・・ 多分。」
「えええええーーっ!! 待ってて、って言った!」
言った、言った!!
「ハハッ・・・ だったら聞かなきゃいいのに。」
「だって、信じられないんだもん!ついつい確認したくなっちゃうよっ」
「・・・ 言わなきゃよかった」
「あ・・・」
やばい、やばい
早くも後悔させたっ!!!
「うそうそ、うそですっ 黙って待ってます!全然待ってますっ!!」
「・・・・・・・」
あ、今度は引かれた・・?
しょぼん・・・
「だって・・ 待ってて、なんて言われなくても待ってるっていうか・・
好きなんだもん・・ 今までだってずっとそうだったし・・」
ぴとっ・・
チャンミンの手のひらが、私の頬に触れた
「・・?」
思わず顔を上げ、チャンミンを見つめる
「・・・ おともだちですが、キス・・していい?」
「もうっ・・ 意地悪・・言わないでっ////」
ちゅっ・・
チャンミンは・・・
キスまでかっこいいと思う
つづく・・・
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
ふにゃら~~~(///∇//)
好き好きチャンミンっ
という気持ちいっぱいで書いてますっ
伝わるといいな(*^.^*)