9月下旬のことです。
愛知県の都市公園で探鳥しました。
彼岸花が咲いているのを見つけます。
鮮やかな赤い花が一般的ですが……
公園の片隅に、白い彼岸花を見つけます。
小さな池の傍にひっそりと咲いていました。
確か、ショウキズイセンとの交雑種です。
ショウキズイセンは黄色い花です。
どことなく形状も彼岸花に似ていました。
黄色と赤色とが交わり、白い花が生まれます。
不思議でした。
白い花の向こうに、白鷺を見つけます。
全長と嘴の形からダイサギと判断しました。
小さな池で餌を探しています。
獲っていたのは小魚でした。
体の細長い、ドジョウのようです。
嘴が大きいため、獲物が小さく見えました。
続いて、何か別の物を捕らえます。
水中ではなく、水面からでした。
水の中に浸し、洗うように動かします。
捕らえた獲物はギンヤンマでした。
普段、ギンヤンマは空を飛び続けますが……
産卵時は草にとまる習性があります。
そこを狙われてしまったのでしょう。
ギンヤンマにとっては不運でした。
ダイサギは獲物を水に浸けます。
弱らせたあとに、飲み込みました。
ダイサギは何食わぬ顔で歩き去ります。
思わぬ獲物に驚きながら、観察しました。
白い彼岸花が咲く傍らでの出来事です。
自然の中で命の営みが続いていました。





