10月上旬、飛島で探鳥をしました。
様々な野鳥を探し、観察します。
珍鳥や迷鳥も期待していましたが…
そもそも私に識別眼が備わっていません。
「●●かもしれない」
「●●の可能性かも」
「●●に似ているけれど…」
探鳥中、上記を頭の中で繰り返します。
可能な限り、様々な角度から撮りました。
そんな中、確実な対象に出会います。
飛島を歩き回る最中の事でした。
ホオジロを見かけます。
珍鳥かも、と1羽1羽確認しました。
…が、基本種ばかりでした。
この時期、幼鳥が混じります。
草むら、畑、海辺…
様々な場所で見かけました。
珍鳥との邂逅は2日目の事です。
この日もアトリが群れていました。
草原で種子を啄んでいます。
アトリ達の近くにホオジロ似の鳥が。
ミヤマホオジロかも…
キマユホオジロかも…
眉斑を凝視しますが、白色です。
カシラダカでした。
なおも観察を続けていると…
釣り人が自転車で傍を通過しました。
アトリ達が一斉に飛び立ちます。
私も他所へ向かおうとした時でした。
草原に動くモノを見つけます。
アトリでもカシラダカでもありません。
ホオジロに似ますが、頬が赤色でした。
ホオアカに似ますが、少し異なります。
コホオアカでした。
先程の群れの外縁に居たようです。
背が低いため、見過ごしていました。
草の間に見え隠れしています。
待望のライファーでした。
褐色味が強い、幼鳥と思われます。
他の鳥が去った後も残っていました。
この日は1羽の発見でしたが…
後日、数羽でいるのを発見します。
飛島では定番の渡り鳥でした。
無事、観察する事が出来ます。
観察場所も複数あるようでした。
他のCMさんと情報交換しますが…
互いに教え合った場所では空振りでした。
何故でしょうね?
自分で見つけるのが一番だと思いました。
🌊 🌊 🚢 🌊 🌊
~旅の小話⑥~
2日目、早朝から動き出しました。
やはり、探鳥は早朝からです。
島の東側から朝日が昇るのを眺めました。
海の向こうの陸地から、新鮮な光景です。
鳥海山がシルエットとして浮かびました。
天気は良く、波は穏やかそうでしたが…
かなり強い風が吹いていました。
小話ですが、かなり重要な事です。
2泊3日の旅行のつもりでしたが…
飛島定期船は欠航の日もあります。
私は天気や台風に注目しました。
ただ、一番重要なのは『波と風』です。
2日目の朝(7時頃)、探鳥中の事でした。
知り合ったCMの1人に教えて頂きます。
「明日、欠航の可能性が高いそうですよ」
「しばらくは船が出なかもしれない」
「心配なら、今日帰った方が良いです」
その方も、宿の方から教えて頂いたのだとか。
残念ですが、予定変更して帰る事にします。
宿で朝食を摂った後、宿の方と話しました。
「ああ、今日こそ欠航になりましたよ」
「明後日から天候が荒れるらしいです」
「もしもの時は連泊可能ですよ」
毎日8時頃には就航の可否が決定します。
…とてつもなく心配になりました。
しかし、個人で出来る事はありません。
職場に連絡して、もしもの場合に備えます。
「むしろラッキーじゃないですか」
「折角なので、ゆっくり休んで下さい」
有難い言葉を頂き、安心しました。
後は、天に任せて探鳥を楽しむ事にします。
結果、予定通りに3日目は船が出ました。
船内で、島で出会ったCM達とも再会します。
その方は1日延長して滞在したのだとか。
1週間の予定を早目に切り上げた方もいました。
長期滞在予定の方は島に残ったそうです。
無事、帰宅する事が出来ましたが…
余裕を持って島に渡らないといけません。