霧中の登山道にて(ビンズイ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

7月中旬の事です。

霧ヶ峰で探鳥しました。

朝早くに自宅を出発する必要があります。

毎日仕事に追われるため、キツくはありますが…

『鳥』と『涼』を求める気持ちが勝ります。




朝露の残る枝にノビタキ♂を見つけました。

日中は気温が上がるため、水滴は消えます。

朝早くじゃないと、見る事が出来ません。

 

 



枯れ枝にホオアカを見つけました。

早朝、まだ人の少ない時間です。

警戒心が薄いのか、近くまで来てくれました。


 



この地では早朝の探鳥をお勧めします。

もちろん、どの探鳥地でも同じですが。


注意点として、高確率で霧に見舞われました。

急に視界が悪くなる上、湿気に要注意です。

幸い、レンズが曇る事はありませんでした。




風が吹けば、霧はすぐに晴れます。

しかし、待てども霧中な時間がありました。

折角なので、片道1時間弱の車山に登ります。

カメラ機材をぶら下げながらでしたが…

軽いハイキングみたいなものでした。




登山中、幾度も賑やかな囀りがします。

霧で霞む中、囀りの主を発見しました。

胸部の縦斑と白い眉斑のビンズイです。


 



登山中、山道で何羽も見つけました。

そして、何度も霧の中でした。

 




近くまで来てくれた時もありましたが…

なかなかスッキリと撮らせてくれません。

この霧は厄介です。

さすが「霧ヶ峰」でした。


 



車山の山頂に辿り着きます。

眺めが良い事で有名らしいですが…

残念ながら霧(雲?)の中です。

悔しいので、小一時間程待ちました。

山頂で蝶を観察して過ごします。



再びビンズイの囀りを耳にしました。

今回は岩の上に陣取っています。

霧はありませんが、今度は遠くて…

思うようにはいきません。

 




草原よりも、樹上や岩場でよく見つけます。

夏、平野部ではあまり見ない存在でした。


ビンズイを見ると、高原に来た気がします。