7月中旬の事です。
霧ヶ峰で探鳥をしました。
早朝から高原を散策します。
ニッコウキスゲの花畑を中心に歩きました。
出会う頻度の高い野鳥は、ホオアカと…
ノビタキでした。
花と絡んで撮影出来たのは♀です。
もちろん、♂の姿もありました。
高原には昆虫が沢山います。
虫を捕らえた瞬間を何度も見ました。
餌が豊富なので、子育てには最適です。
夏に移動する理由がよく分かりました。
散策路を行き来して探しましたが…
至る所で営巣や育雛を行なっています。
こちらの♀は巣材を咥えていました。
ノビタキは♀が巣作りをするそうです。
因みに、♂は縄張りの見張りなのだとか。
♂と♀とで役割が異なるようです。
高原を周回できる散策路を歩きました。
賑わう中心部から離れた場所です。
時折、ハイカーとすれ違うくらいでした。
高原植物を撮影していた時です。
突然、足元からノビタキが飛び立ちました。
不思議に思い、潜んでいた場所を確認します。
斜面の窪地に、草に隠れた巣がありました。
淡褐色の卵が6つ並んでいます。
1つの巣に6個も産むとは驚きでした。
2枚だけ写真を撮り、すぐに離れます。
親鳥らしき♀を見つけました。
こちらを心配そうに見つめています。
もっと距離をとる事にしました。
ノビタキ♂も近くに見つけます。
先程の♀とは番なのかもしれません。
こちらには睨まれた気がします。
一般的に、野鳥は捕食者を警戒します。
しかし、この地では別の脅威がありました。
高原ではカッコウの鳴き声がします。
托卵相手を探しているのかもしれません。
ノビタキも托卵の対象となります。
親鳥は気が抜けません。