夏の高原にて(ヒバリ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

7月中旬、高原地に観光に行きました。

場所は長野県の霧ヶ峰です。

避暑を兼ねての観光でした。

 

 


混雑を避けて、深夜に出発します。

現地には早朝に到着しました。

途中、小雨に降られますが…

じきに晴れてきて、眺めは最高でした。

眼下には雲の海が広がります。 

 

 



雄大な景色を楽しんでいると…

ニホンジカが現れました。

遠くに動いているのを見つけます。

じっとコチラを見つめていました。

 

 

 


私が居るのは、電気柵の中です。

鹿の食害から植物を守るための柵でした。

鹿はニッコウキスゲを食べてしまいます。

柵の中だけ、黄色い花が咲いていました。

 

 



ちょうど見頃を迎えているようです。

朝露や霧に濡れた花が艶やかでした。

花は1日で萎れてしまうそうですが…

1株には数輪がついています。

まだまだ花を楽しむ事が出来そうでした。

 

 



高原では様々な野鳥が鳴いています。

遠くの森林には、カッコウ。

草原の中から、キジ。

流れるような囀りは、ノビタキ。

ホオジロに似た鳴き声の、ホオアカ。

ここでは以前にも聴いた事がありました。



そんな中、意外な囀りを耳にします。

春、地元の海岸でよく聴きました。

囀りを止め、地面で餌を探しています。

ヒバリでした。

 

 



ヒバリは低地から高地まで生息します。

標高2400m程で観察した事もありました。

因みに、霧ヶ峰は標高1600mです。

幅広い生息域は強みでした。

 

 



今回の目的の野鳥ではありませんが…

様々な野鳥に出会える事が楽しみです。