初めての♀(チゴモズ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

6月下旬の事です。

新潟県の山間部で探鳥しました。

 

 

アカショウビンの鳴き声を耳にします。

探しても姿はありませんでしたが…

今年も飛来しているのだと、安心しました。

 

 

 

チゴモズの様子を見に行きます。

先日の場所で、再び見つけました。

今回も、♂単独での登場です。

 

 

 

 

現場には数人のCM達がいました。

挨拶を交わし、情報を交換します。

この日はブッポウソウの出が悪いそうでした。

探鳥の予定を変更する事にします。

 

皆、距離を保って見守りました。

暫くの後、茂みに隠れてしまいます。

近くのスギの樹に営巣していそうでした。

 

 

 

CM達と別れて、周辺を散策します。

オオヨシキリ、ホトトギス、ホオジロ…

様々な鳴き声が聴こえました。

姿は見えずとも、確かに生息しています。

 

 

 

帰り間際に、再び先程の場所へ。

既にCM達は帰ったようでした。

代わりに母子のCMが近付いてきます。

 

母「チゴモズが居ると伺ったのですが…」

私「さっきはその電線に…、今居ますね」

 

指さす先にチゴモズが再登場しました。

嘴にはオケラを咥えています。

真下の畑で捕らえたのでしょう。

 

 

 

 

男の子が興奮して小さく声を上げました。

小学生低学年くらいでしょうか…

超望遠コンデジを連写しています。

 

初めは恥ずかしそうにしていましたが…

居場所などを教える内に打ち解けます。

 

子「凄い!初めて見た!」

子「可愛い!カッコイイ!」(←どっち?)

子「絶滅危惧なんだよ!」

 

そんな彼にサービスでしょうか?

チゴモズ♂が近くの木に止まります。

しかも長時間滞在してくれました。

 

 

 

 

私「♀は出ていないらしいね」

私「多分、抱卵しているはず」

子「へぇ~」

 

先程聞いた情報を教えました。

母子は興味津々に話を聞いてくれます。

そんな私を嘲笑うかの出来事が起きました。

 

♂の傍に、♀が現れます。

さっきまでの説明が台無しでした。

 

 

 

まだ巣には卵が無いのでしょうか?

♂と♀が同時に現れます。

嬉しい誤算でした。

 

 

 

♀は♂よりも過眼線が淡いです。

初めて見る事が出来ました。

 

 

 

 

♂からの給餌を待っているようです。

同じ場所からほとんど動きません。

 

それに対して、♂は移動を繰り返しました。

餌を捕らえては、自分で食べてしまいます。

母子と共に、苦笑いしてしまいました。

 

 

 

その後、業を煮やした♀が♂に詰め寄り…

ようやく餌を貰う事が出来ました。

その2羽が並んだところを撮影します。

 

 

 

 

持参した飲料が無くなりました。

予想外に観察時間が長くなります。

40分間も出ずっぱりでした。

 

陽射しも暑さもキツイ日です。

木陰を選んで観察を続けました。

水分補給も欠かせません。